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出版社内容情報
1971年、ユージン・スミスは妻と水俣へ向かう。最後の一枚を撮る為に。戦う患者の魂を捉えた写真家は近代化の傷と再生を見た。
内容説明
20歳の時、51歳の伝説のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスと出会ったアイリーン・美緒子・スプレイグ。二人は、チッソの工場排水が引き起こす未曾有の被害に苦しむ水俣を目指した。世界に衝撃を与えた、人生最後の一枚を撮るために。取材開始から十余年。それぞれの運命を背負った二人が、近代化の傷と再生の瞬間を切り取った濃密な三年間に迫る大河ノンフィクション。
目次
序章 小さな声に導かれて
第1章 アイリーンの生い立ち
第2章 写真家ユージン・スミス
第3章 ニューヨークでの出会い
第4章 不知火の海
第5章 水俣のユージンとアイリーン
第6章 写真は小さな声である
第7章 撮る者と撮られる者
終章 魂のゆくえ
著者等紹介
石井妙子[イシイタエコ]
1969年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。白百合女子大学国文科卒業。同大学院修士課程修了。お茶の水女子大学女性文化研究センター(現・ジェンダー研究所)に教務補佐員として勤務後、囲碁観戦記者を経て、『おそめ 伝説の銀座マダムの数奇にして華麗な半生』を発表、ノンフィクション作家として活動を始める。作品に『原節子の真実』(新潮社 第15回新潮ドキュメント賞受賞)など。『女帝 小池百合子』(文藝春秋)で第52回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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