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出版社内容情報
仲良しな二人、意外な二人、同志な二人……作家が互いの本を読んで語り、オススメ本を教え合う。読書の枝葉が伸びる豪華対談集。
内容説明
作家46組が語る読書の楽しみ。「この方とあの方は仲がよいのだな」「あの作家の愛読者なんだ!」作家同士の繋がりや、意外な組み合わせから読書の楽しみがぐんぐん広がります。
目次
2014(March 桜木紫乃&桜庭一樹;April 朝井リョウ&西加奈子 ほか)
2015(January 恩田陸&辻村深月;February 岸本佐知子&クラフト・エヴィング商會 ほか)
2016(January 宮田珠己&金沢百枝;February 深緑野分&岡崎琢磨 ほか)
2017(February 星野智幸&松田青子;March 小嶋陽太郎&渡辺優 ほか)
2018(February 彩瀬まる&尾崎世界観;April 天野健太郎&斎藤真理子 ほか)
2019(January はらだ有彩&王谷晶;February 平松洋子&小川糸 ほか)
著者等紹介
瀧井朝世[タキイアサヨ]
1970年、東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経てライターに。雑誌などで作家インタビュー、書評などを担当。2009年~13年にTBS系「王様のブランチ」ブックコーナーのコメンテーターとして出演し、現在はブレーンを務める。BUKATSUDO「贅沢な読書会」モデレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
113
作家さん同士の対談集。それも本に纏わる話がメインなので読んでいてとにかく楽しい。おすすめ本(対談のためそれぞれが用意)は選び方にその人の素のこだわりが垣間見えて面白かった。紹介を読むうち読みたい本がどんどん増える。巻末の索引が有難い。後日談も参考になる。島本さんと佐藤さんの作家夫婦の男女の違い語りに思わずニヤリ。和嶋さんの乱歩は涙を書かないになるほどと。古谷田さんのまず抵抗という考えや彩瀬さんの喜怒哀楽で最初にくるのが分析というのも興味深い。何気ない一言から色々な作家さんの一面を見れたのが良かった。2020/10/05
夜長月🌙新潮部♪
68
作家さんの対談集。穂村弘さんと村田沙耶香さんなど意外な組み合わせが多くて楽しめます。読書を始めたきっかけやお相手へのおすすめ本紹介など興味深い内容です。朝井リョウさんが西加奈子さんに薦めた「反乱のボヤージュ(野沢尚)」はとても読みたくなりました。全部で出てくる作品は439編。読みたい本が増えるのは必須です。2021/11/13
ぶんこ
65
多くの作家さんが対談している本で、その中で知らない作家さんが多かったのがショックでした。正直言って知らないと対談ではなかなか良さが伝わってこなかったです。そのためか一日一組の対談を読むだけの日が続き、後半になってやっと面白くなってきました。驚いたのが平松洋子さんと小川糸さんが似ていること。しかも仲良し!歳も違うし、作風も違う。どうして仲良くなったのかを知りたくなりました。何組ものなかで、唯一興味を持ったのが一組だけとは悲しい。2021/06/07
ポップ
61
仕事仲間、顔見知り、初対面と交友関係の垣根なく、本の話題は尽きません。お互いのオススメ本はもちろん、読書歴と憧れの作品や作家からルーツが窺い知れます。作品の背景として、出身地や縁ある土地を舞台にする方も多数いました。創作意欲と構想が対談後の作品に繋がることも。印象に残ったのは、綿谷りささんの熱いヘミングウェイ語りです。説明を一切しない「置きタフ」は実際に確かめたいものです。森絵都さんは『秘密の花園』『星の王子さま』など訳を読み比べ、原書の自然な解釈を追究しているのですね。本好きには堪らない対談集でした。2020/11/20
アマニョッキ
46
瀧井さん監修の作家対談集。島本理生×佐藤友哉夫婦対談はこちらが初だったのか!伊坂幸太郎×島田荘司なんてミステリー好きからしたら垂涎ものでは。そして藤野可織さんと松田青子さんが同時在籍する大学ってどうよ。すごいなあこがれちゃうな。もちろんわたしのお目当てはあの方ですけど。うふふ。和嶋さんとのお着物対談素敵。うふふ。ただひとつだけ難点なのはこういう作品読んじゃうとまた読みたい本が増え続けるってことなんすよねー。全然読書はかどってないのに。また買っちゃうし借りちゃうの。とほほ。2021/01/04