白魔の塔

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163910116
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦後復興の礎を志す物理波矢多は灯台守の職に就くが、またも怪異に見舞われる。森と海に挟まれた地で彼を惑わす奇妙な物語とは。

内容説明

敗戦に志を折られた元エリート青年・物理波矢多は、日本の復興を支える職を選ぼうと決意する。海運の要である灯台はうってつけの仕事に思えたが、またも怪奇事件に巻き込まれることに―。

著者等紹介

三津田信三[ミツダシンゾウ]
編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(文庫で『忌館』と改題)で作家デビュー。2010年、刀城言耶シリーズの『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

204
三津田 信三は、新作中心に読んでいる作家です。「黒面の狐」に続く、シリーズ第二弾、読みました。白、白、白、白の嵐、白もんこや白い人が、頻発しますが、あまり怖くありません。やはり、ホラーは、黒でしょうか? 白VS黒。2019/04/25

いつでも母さん

190
前作は読んでいない。これがお初の作家さん。灯台に抱くイメージは二つあって、憧憬と恐怖だ。しかしここには白・白・白の何度も繰り返される禍々しさが恐れを抱かせる。想いの強さがそのまま大きさになって現れる『生霊』(キャー!)生きてる人間が一番怖いと思ってますが、これは視たくない。出会いたくは無い。物理波矢多さん、なかなかに厳しい人生を歩いてらっしゃいますね。次はどんな職に身を置かれるのでしょうか?巨大な白い人ならぬモノに見つかりませんように。2019/05/23

KAZOO

128
三津田さんの黒面狐につづくこのシリーズ2作目です。最初は九州の鉱山のはなしでしたが、今回は灯台守の話です。戦後比較的すぐ後の話で今ではなくなってしまったような職業を中心としたシリーズになっている気がします。むかし見た映画と主題歌をおもい出しました。今回は前回よりも怪奇色が強まっている感じです。さらに別の職業での怪奇話が読めるのでしょうか?2019/10/20

ちょろこ

123
悪寒がたまらない、一冊。想像以上に面白かった。過酷な職場を志す物理波矢多が今回見つけた職は、灯台守。赴任地の轟ヶ崎灯台を目指す道中、やっとたどり着いた灯台でと…様々な怪異が彼を待ち構えている。ピュアなイメージの白を見事にダークに変化させ描かれた不気味さはさすが。灯台長との、まるで合わせ鏡のような体験は偶然の一致か必然の一致か…波矢多の推理にはキラリと光るものを感じた。特に雨と一緒に…の言葉には感嘆の吐息。なるほどね。そしてまるで待ち構えていたかのような悪寒がたまらない。この読後感に満足。2019/05/24

のぶ

102
「黒面の狐」に引き続いての物理波矢多の登場するシリーズ第二弾。時代は戦後まもなく。物理波矢多は灯台守の職に就く。当時の灯台守は途方もなく辺鄙なところも多く、波矢多は赴任を命じられ灯台に赴く。道中で道に迷い道中の家の世話になる事になる。すでにこのあたりから、三津田さん特有の怪奇な世界が全開。やっと赴任地にたどり着くが、そこで灯台長から語られる20年前の怪奇な出来事。今までの作品に比べ、殺人は起こらないし、小じんまり纏まっている印象はあるが、奇怪な世界は十分に味わえたので満足です。2019/05/04

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