獣でなぜ悪い

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獣でなぜ悪い

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163908472
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

吉高由里子、満島ひかり、二階堂ふみ……彼女たちはなぜ壁を突破できたのか? 園子温監督初のR‐18な自由論、ついに解禁!女は未来しか見ていない自由な獣だ――

吉高由里子、満島ひかり、二階堂ふみ……

彼女たちはなぜ壁を突破できたのか?



・日本社会に蔓延する「透明な檻」を打ち破れ

・セックスにこそ、その人の自由(=インテリジェンス)があらわれる

・映画なんて観なくていい、古典を読め

・仕事の中身と生き方で輝く「アデル力」とは?



リドリー・スコットからシモーヌ・ヴェイユまで――縦横無尽に語り尽くす、園子温監督初のR‐18な自由論、ついに解禁!

園 子温[ソノ シオン]
著・文・その他

内容説明

日本社会に蔓延する「透明な檻」を打ち破れ。セックスにこそ、その人の自由(=インテリジェンス)があらわれる。映画なんて観なくていい、古典を読め。仕事の中身と生き方で輝く「アデル力」とは?リドリー・スコットからシモーヌ・ヴェイユまで―縦横無尽に語り尽くす、園子温監督初の自由論。

目次

はじめに 自由を使いこなせ!
第1章 僕が影響を受けた女性たち(無名の新人、吉高由里子;埋もれていた才能、満島ひかり;俳優と監督の関係 ほか)
第2章 美しく、強くなるには(蔓延する「かわいい」;古い女性観を打ちくだけ;人と違う中身で勝負する ほか)
第3章 本当の自由とは(僕が目にした中国の勢い;考えることを諦める人々;シュールな世界に負けるな)

著者等紹介

園子温[ソノシオン]
映画監督。1961年愛知県生まれ。17歳で詩人デビューし、「ジーパンをはいた朔太郎」と呼ばれ注目される。87年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。以後、『自転車吐息』『自殺サークル』『紀子の食卓』など旺盛に作品を制作し、世界でも高い評価を得る。『愛のむきだし』で第59回ベルリン国際映画祭カリガリ賞、国際批評家連盟賞をダブル受賞。『ヒミズ』で、主演の2人は第68回ヴェネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。2013年『地獄でなぜ悪い』で、第38回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

85
園子温氏の作品は全然、観ていないです。でも「自分をレイプ犯として嵌めようとした女性にも感謝を」とか永遠に理解できない、同じタイプだったかもしれないお母さんへの愛とかを知ると園氏が真のフェミニストであるかが文章から滲み出ていると思う。また、今の日本映画に違和感を感じている身としては「映画には不細工やデブが必要だ」という指摘に「そうだ!」と思った。そして「日本はリアリストがいなく、反抗者もいない」という指摘がグサッときた。後、園氏のお父さんの発言を読むといつの世もプライドがん高な男って変わらんのだなと思う。2018/10/04

ぐうぐう

30
吉高由里子や満島ひかりをいかに見出したかから始まる園子温の『獣でなぜ悪い』。けれど本書は、園子温による若者へ向けた自由論、女性論といった内容になっている。「普通」という概念を疑うことで個性を発見し、シモーヌ・ヴェイユの著作から真の自由の意味を学ぶ。それは異質なようでいて、園子温の映画をこよなく愛する人達にしてみれば、しごく真っ当な考えでもある。ちゃぶ台をひっくり返すようで申し訳ないが、ここにわざわざ書かれていることは、すべて園子温監督作の映画に描かれていることだ。(つづく)2018/06/14

4fdo4

21
映画監督 園子温のエッセイ。吉高由里子を見出した時の話は面白い。そして氏の両親の話や奥さんの話も面白いのだが、「蔓延する “かわいい”」は読み応えある。普通って何なんだと問いかける。特殊とはなんだと。園子温の映画をもっと見たくなった。2019/11/10

あび

12
映画監督 園子温の女性観の書。彼の作品を鑑賞している人だとより面白く読めるかなと思った。2018/07/26

Yuko

8
<吉高由里子、満島ひかり、二階堂ふみ…。彼女たちはなぜ壁を突破できたのか。美しく、強くなるには。本当の自由とは-。映画監督・園子温が自由について、影響を受けた女性たちについて、縦横無尽に語り尽くす。> 2018年 ミロコマチコさんの迫力ある装画がぴったりな、力強いステートメントが満載の一冊でした。 2019/03/13

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