出版社内容情報
昨年12月31日、上海で群衆の転倒事故が発生、36人が犠牲となった。政府当局には彼らの出身地を隠さねばならない理由があった。
中国取材の第一人者が習政権のタブーに迫る
昨年12月31日、上海で群衆の転倒事故が発生、36人が犠牲となった。政府当局には彼らの出身地を隠さねばならない理由があった。
内容説明
2014年末、上海最大の観光名所・外灘で多数の若者が死亡する大惨事が起きた。政府は被害者の出身地を隠し、公安当局は遺族を監視下においた。それはなぜなのか―。習近平政権のタブーに迫る!
目次
序章 上海バンド―二〇一四年一二月三一日午後一一時三五分
第1章 なぜ若者たちは殺到したのか
第2章 伝わらなかったイベント中止決定
第3章 警察が警備を拒否した理由
第4章 追悼活動が語る命の軽重
第5章 全人代が無視したカウントダウン事件
第6章 試される大国のソフトパワー
第7章 ルールなき中国人の焦燥と憂鬱
第8章 国際化と西洋化批判の衝突
第9章 「上海人被害者は日系企業勤務」
第10章 習近平のカウントダウン
著者等紹介
加藤隆則[カトウタカノリ]
1962年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。86年~87年、北京で語学留学。88年、読売新聞社入社。東京本社社会部で司法、皇室の担当を経て、2005年7月~11年3月、上海支局長。同年6月~13年8月、中国総局長。同年9月から中国駐在編集委員を務めたのち15年6月退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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in medio tutissimus ibis.
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おおきなかぶ