出版社内容情報
宿敵ナポレオンを打倒。「ウィーン会議」で、「勢力均衡」の平和を確立し、後のEUの基盤を創ったメッテルニヒの愛と智恵と策略の全てを描く
内容説明
ナポレオンを打倒し、華麗なウィーン会議の成功から、革命による追放・亡命・流浪まで。革命とナショナリズムに立ち向かった名宰相。ナポレオンをはじめとする好敵手たち―アレクサンドル、タレイラン、カッスルリー、ウエリントン、バーク、ゲーテ、ディズレーリ、マルクス…との「死闘」「策略」「友情」の数々。ハプスブルク三部作『エリザベート』『マリー・ルイーゼ』完結。
目次
第1部 春の嵐―擡頭と忍耐(ラインの子とフランス革命;家の没落とウィーンでの結婚 ほか)
第2部 夏の大祭―戦略と交渉(ナポレオンとの交流;ロシア遠征の敗北 ほか)
第3部 落葉の秋―全盛から衰退(イタリアの視察と不安;ドイツの若者と市民 ほか)
第4部 吹雪の厳冬―亡命から最期(ドイツ関税同盟のショック;妻たちと女たち ほか)
著者等紹介
塚本哲也[ツカモトテツヤ]
1929(昭和4)年、群馬県に生れる。東大経済学部卒。毎日新聞ウィーン支局長、プラハ支局長、ボン支局長、論説委員、防衛大学校図書館長・教授、東洋英和女学院大学学長などをへて、現在、東洋英和女学院大学名誉教授、作家。オーストリア共和国文化功労勲章、オーストリア共和国有功大栄誉銀章を受章。また毎日新聞連載「学者の森」(共同執筆)で日本新聞協会賞を受賞。著書に『ガンと戦った昭和史―塚本憲甫と医師たち』(第8回講談社ノンフィクション賞受賞)『エリザベート ハプスブルク家最後の皇女』(第24回大宅賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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