内容説明
仕事もして、恋もして。大正時代、黒々とした髪を切った毛断嬢たちは次々と洋行し、今日も恋の炎に身を焦がす…。望月百合子、ささきふさ、吉屋信子、尾崎翠、野溝七生子など42人の強欲な「快女」たちの生きかた、愛しかた。
目次
第1章 洋行したモダンガール
第2章 だれかのミューズ
第3章 「青鞜」と妻の座
第4章 女しか愛せなかった?
第5章 芸で立つ
第6章 女人芸術からアナキズムへ
第7章 独歩の人
著者等紹介
森まゆみ[モリマユミ]
1954年(昭和29年)、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。作家、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』編集人。98年『鴎外の坂』(新潮文庫)で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。2003年『「即興詩人」のイタリア』(講談社)でJTB紀行文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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