人は60歳で何をしたか

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163675305
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ドラッカーは名著『断絶の時代』を書き、手塚治虫は未完の大作『ネオ・ファウスト』を書き始めた。60歳の小林秀雄にはずばり『還暦』という作品があるし、遠藤周作は『六十歳の男』を書いた。城山三郎の転機となった『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』も60歳での訳業だった。
著者は昨年暮れ、電通総研社長・電通常務執行役員という肩書きを捨て、60歳で退職。各界の巨匠が60歳で何をしたかを徹底調査した。

内容説明

60歳のとき、あの人は何を書いた?何を撮った?何を描いた?何を歌った?巨匠44人のメモリアル。

目次

小林秀雄『還暦』
森鴎外『古い手帳から』
丸山眞男『南原先生追悼講演』
ドラッカー『断絶の時代』
福澤諭吉『紅葉館にて』
遠藤周作『六十歳の男』
サルトル『文学は何ができるか』
大江健三郎『燃えあがる緑の木』
ベルジャーエフ『精神と現実』
黒澤明『どですかでん』〔ほか〕

著者等紹介

藤原治[フジワラオサム]
1946年京都府生まれ。東京大学法学部卒。慶應大学大学院経営管理研究科修士課程修了。72年電通入社。新聞雑誌局地方部に勤務。88年世界平和研究所へ出向。その後、電通経営計画室長などを経て、2004年電通総研社長兼電通執行役員(05年常務執行役員)に就任する。経済同友会幹事・ITによる社会変革委員会副委員長、日本野球機構有識者懇談会会員、筑波大学大学院客員教授などを歴任。06年末に、電通・電通総研を退職した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やぎとら

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著者が間もなく還暦を迎えるにあたり、気になる人物が還暦のころどんな著書(作品)を残したのか主観を交えて評したエッセイ。特に『還暦』としてマイルストーンとなる作品かどうかが判断基準らしい。 著者は叩き上げの元電通社長のため、幅広い見識と卑屈にならない程度のユーモアを交えた文が読みやすくて面白い。新井満への勝手なライバル意識には笑わせられた。 自分が60歳になった時、いったい何を残せるだろう?その日その日を場当たり的に生きるのではなく、人生をもっとまじめに考えたくなった。2013/09/14

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