内容説明
「デビューについて」「よい文章の脈摶とは」「四十五十で才能の発露を示すことも」「名前、標題のつけ方」「筋と構造」「変装とフィクションの違い」…、さらには「作家の嫉妬について」「剽窃の危険」まで。
目次
デビューについて
創作事始め(文章の呼吸とは何か;作品はどう育てるか)
書きたいことを書く
才能をめぐって
創作の方法(名前のつけ方;標題のつけ方;導入と終り方)
小説の構造(筋について;一人称と三人称)
虚構および伏線
文章力を身につけるには
著者等紹介
河野多恵子[コウノタエコ]
大正15(1926)年生まれ。大阪府女専(現大阪女子大)卒業。昭和38年、「蟹」で芥川賞を受賞。「不意の声」(読売文学賞小説賞)、「一年の牧歌」(谷崎潤一郎賞)、「みいら採り猟奇譚」(野間文芸賞)、「後日の話」(伊藤整文学賞・毎日芸術賞)、「秘事」、「半所有者」など多数の小説の他、「谷崎文学と肯定の欲望」(読売文学賞評論・伝記賞)などの評論作品もある。芸術院会員。現在、ニューヨーク在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まぶぜたろう
4
登場人物の名前やタイトルのつけ方とか、やけに実践的なのだが、肝心の「小説の秘密」は主観的で抽象的でよくわからない。まー実作者なんだし、そーゆーもんなんだろうが、あんまり面白くないわな。谷崎の引用が多いから、河野多恵子の谷崎観に触れ楽しくはあったが。2021/04/15
takao
2
ふむ2024/06/15
かりんとー
2
「小説を育てる」っていい言葉だな。2015/06/25
ひろゆき
2
表題に、小説の秘密とあるが、原論ではなく、小説を書くことを目指す人のためのハウツー物。わりと実践的部分が多くて、登場人物の名前の画数は大きいものは避けよとか、初心者は三人称単眼でとりあえず書くのが無難だとか、等々。芥川、谷崎作品の分析もある。かなり断定的で、そこに独善的な臭いを感じる(特に羅生門の結びはそこまでの問題かと思う。一方で谷崎、細雪など持ち上げる、持ち上げる)が、曖昧のまま逃げることはしないところが、好感。2013/01/15
ディス
1
△。そうかなぁ、と思う部分は結構多いし、古典からの引用が多いので読むのは大変だった。 創作願望と発表願望は結びついている⋯という話はまぁ俺も同感で、創作したものを誰にも見せずにいるというのは、かなり珍しいのではないかと思っている。 バズりたいかはともかく、見せずにしまっておくのは難しい。精神的同種というのも誰に向けて書くかで迷ったときのポイントになりそうだなと思った 2026/03/07
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