内容説明
企業犯罪の潜入捜査を得意とする海坂理歌は、優良コンサルティング会社の自称・ホープ。クライアントから高評価をもらって、ボーナスではあれとあれを買って…そんな彼女が、潜入先で殺人事件に巻き込まれた。無謀な推理を働かせる海坂を尻目に、とある男が真相をあぶりだす。大学病院の医局で、大企業の社長秘書室で、はたまたストーカー調査の最中に、そして社員旅行中のハワイで、着せ替え探偵・海坂が遭遇した事件の顛末。ユーモアあふれる期待の新人、堂々デビュー。
著者等紹介
南園律[ミナゾノリツ]
覆面作家。第三回ミステリーズ!新人賞最終候補となった「最上階ペンタグラム」を大幅改稿、連作化し『最上階ペンタグラム』でデビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuki
6
軽く読めて、そこそこ楽しめました。渡月さんや斐然、土田さんなど魅力的なキャラが多く、キャラ読み好きとしては嬉しかったです。海坂さんが、ちょっと釣り合いとれてなかったように思うので、そこが残念だったかな。シリーズとして続きが出たら。また読んでみたいと思います。2014/10/13
むつぞー
5
いろんな所に出没しても違和感無い点を生かし、もっと特殊な職場へもぜひ潜入していただきたいですね。主役2人以外のキャラにも活躍が欲しいところ。ちなみに渡月と斐然の関係が疑問というか気になります。ライトコミカルなミステリとして楽しい作品でした。まあ、つっこみどころは多そうな気もしますが、今後も期待してます。2009/05/13
ふう
5
収録4作のどれも動機手口はさておき犯人はすぐわかるwまぁそれが特にマイナスとなるようなコンセプトの作品集ではないんだけど。「着せ替え探偵」と言うわりに海坂は表紙絵みたくコスプレしないし、「美形の産業スパイ」斐然も折り返しのあらすじでは「とある男」扱いだし、意味深な渡月のキャラ(と今後)も不安定だし、もう少し色々煮詰めていけば面白くなるシリーズかも。次作で大化け!なんてのを期待。2009/04/15
みっちゃん
4
う~~ん・・・・がんばって読んでみたけど、、、、登場人物の魅力もストーリーも響かず(設定は面白いと思いましたが)・・・もう一歩と言う感じ・・・残念・・・・・。サラリとまとめ過ぎて物足りなかった。2010/11/21
ベルガモット
4
主人公含め、キャラやその会話が好きです。ぜひシリーズ化を!2009/06/25