内容説明
１９９５年夏、世界を揺るがした大和銀行巨額損失事件で、米司法当局に逮捕された私。殺伐とした拘置所の中、独房で隣り合わせになった白人の男が物静かな声で私に話しかけてきた。ニーチェを愛し、マクベスを諳じるその初老の紳士は、「見えない帝国」アーリアン・ブラザーフッド（ＡＢ）の創始者だった―。全米の刑務所内の麻薬ビジネス、ギャンブル、殺人、全てがＡＢの掌握下にあった。
目次
一九九六年―ニューヨーク連邦拘置所
一九五一年夏―逮捕
白い象
シシィ
マクベス
罠
魔の石切り場
帰郷
バーバラ
銀行強盗〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴぴ
2
実話とは驚き。刑務所内でこんなにも犯罪が行われているなんて。井口さんがジョージと刑務所で出会い、この本になったことに奇跡を感じる。2014/10/24
rinpei
0
ジョージの凄まじい人生はまだ続いているのだろうか？ この本が出版されて、既に２０年近く経っているにだが・・・。2016/06/17
