内容説明
のらくろ、プロレス、福田恒存。さらにデリダ、バルト、そして『パサージュ論』のベンヤミン。都市の雑踏を歩行する刺戟と歓喜、そんなカーニバル気分あふれる一冊。閉ざされた時代を生きるちょっとしたヒントがこれだ。
目次
のらくろひとりぼっち
江分利満氏の華麗な生活
明治百話
類推の山
上方芸能列伝
絶望の精神史
さらば国分寺書店のオババ
捕物の話
葬送
星を喰った男〔ほか〕
出版社内容情報
昨今群をぬく注目株。雑本古書漫画から哲学書まで、ジャンルにこだわらず本と遊ぶ人。気随気侭が信条の、これぞ散歩的雑学の粋