スティール・キス

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  • サイズ B6判/ページ数 536p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163907444
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

捜査中の刑事アメリアの眼前でエスカレーターが通行人を巻き込む惨事が。日常の機械を凶器に変える殺人犯を科学捜査の天才が追う!

内容説明

リンカーン・ライムが刑事事件から撤退を決意した!原因はバクスターという男の死だった。ライムの徹底した捜査の結果、重罰を科されることになったバクスターは自殺を遂げた。捜査に間違いはなかったが、しかし…。そんな疑念がライムを捕らえたのだった。だから連続殺人犯を追うアメリア・サックスはライムの助けを借りることができない。そしてライムは、民事訴訟のための調査依頼を引き受ける。それはサックスの目の前で起きた痛ましいエスカレーター事故の訴訟だった…。

著者等紹介

ディーヴァー,ジェフリー[ディーヴァー,ジェフリー] [Deaver,Jeffery]
1950年、シカゴ生まれ。科学捜査の天才リンカーン・ライムや、“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスを主人公とするシリーズは全世界でベストセラーになっている

池田真紀子[イケダマキコ]
1966(昭和41)年、東京都生まれ。上智大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

459
昨年でたダンスシリーズの『煽動者』と同じようなポジションと展開の一冊。色々と類似点が多い。本筋の事件はひねりも抑えめなものの、サイドストーリーで美味しいところを絡めてきて、結局、一定以上のクオリティに仕上げてけるあたりはさすが。ただ、シリーズ物の主人公が二人同時期にこんな感じになるのは、ちょっと安易な気もするが、もう一波乱あるのだろうか。こういう作品のあとは、揺り戻しのようにガチガチの作品をだす印象のあるディーヴァー。訳者あとがきを読んでも、次回作への期待が高まって仕方がない。2018/01/14

starbro

221
ジェフリー・ディーヴァーは、新作中心に読んでいる作家です。リンカーン・ライムシリーズも読み続けています。読メの皆様の評価は高いようですが、私はシリーズの中で駄作(文春ミステリの評価も低かった)だと感じました。タイトルのスティール・キスの意味も良く解りません。ところでアメリカ人で異常に背が高くてガリガリというのは、身長2m、体重60Kg程度の人間でしょうか?2017/11/14

紅はこべ

160
シリーズが長くなると、コンビ解散とかメンバー脱退とかチーム解体とかをどうしても作者はやりたくなるらしい。今回は新たには女性も加わって、ひょっとして三角関係になるかと期待したのだが、そこにはディーヴァーは手を突っ込む気はないらしい。シリーズの中で、一番悲しい犯人(実行犯も、教唆した人も)珍しくライムの同情を買った。プラスキーは藪をつついて蛇を見て出したか。2019/06/16

KAZOO

150
ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズの新訳です。最近ディーヴァー本来の味が薄れていたように感じたのですが、今回の犯人像が面白く久かたぶりに楽しめました。ライムのパートナーであった以前の恋人が絡んだり、現在の警察のパートナーの独断専行の行動などが絡んで複雑になっていくのですが、最後はうまく決着をつけています。2017/11/07

ケイ

135
マンネリ化にならぬように二人の関係性にスパイスを効かせる為もあるだろうが、ライムの考え方や行動が鼻につく。ボーンコレクターの頃の超人的なライムの方がいい。イメージがデンゼル・ワシントンで固定されてるから嫌いにならずに踏みとどまれている。それに比べ安定感のあるアメリア。アンジーのイメージにもぴったりだ。さて、この犯人のしたようなことが起こるとしたら怖くて仕方ない。何より、エスカレーターが恐怖だ。私は片側にみんなが立ち止まるのが金属疲労とか摩耗を起こさないか心配で仕方ないのだが、その恐怖がますます増した。2018/03/26

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