出版社内容情報
ケネディの父親との情事をはじめ浮き名の絶えなかった大スターが他の映画書では絶対読めないエピソードを開陳。双葉十三郎氏監修
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
2
1920年代、未だ無声映画時代のハリウッドの大スター、というよりも「サンセット大通り」で過去の栄光にしがみつく往年の女優を鬼気迫る演技で見せた人として知られる、伝説的大女優が晩年に発表した自伝。1910年代~20年代のハリウッドの話が中心で、エキストラからの出発し、コメディ映画で鍛えられ、セシル・B・デミル監督に見出されてゴージャスなスターとして開花していく。又、今も昔も虚飾と欲望の巷であるハリウッド・バビロンの内幕が、関係者の多くが物故している事もあり、「今だから話せる」と大暴露。絶頂期の濃密さは圧巻。2022/04/11