木精狩り

木精狩り

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784163489803
  • NDC分類 653.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

山中に響き渡る奇しき音、木精。それは木の魂の声であった。この木精を求めて日本中をさまよい、めぐり会った巨樹珍木を語る15篇

内容説明

木精、それは巨樹の魑魅(すだま)である。闇にひそむか、天空を駆けるか?怪しきわざ、奇しき姿をついに捉えた木精狩りの瞬間。

目次

長門の結びいぶき
巨木の品格
老谷の大つばき
能登・あての元祖
ふじの花の下にて顫える
幻滅への旅
京都月輪寺のしぐれざくら
西表島のマングローブ
波照間島のはすのはぎり
首里金城の大あかぎ
名蔵御岳のふくぎ
五徳のほるとのき
大日比のなつみかん原樹
三川の将軍すぎ
木精に会いに行く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sibafu

3
木精と書いて「こだま」と読む。作家の荒俣宏さんとカメラマン安井仁さんの共著。巨木や奇妙な見た目や伝説のある木を日本全国を巡って取材した文章と写真の記録。木というのはやはり不思議で魅力的でもあり、その見た目から幻想的な物語が伝説として語られ続けていることがある。マングローブなどの沖縄の木を扱った章が三つあり、他に屋久島のがじゅまるとあこうの話など、南の方はふだん生活している土地とはあまりにも別世界で熱帯地域という感じで、そこでの伝説も異世界じみていて面白い。2013/09/06

司書見習い

0
各地の有名な名木・神木をめぐる紀行文。巻頭には数ページに渡りカラー写真が掲載されているため、実際にイメージしやすい。 筆者の観察眼は、木々になにか超自然的な存在の働きを認めるようだったり、とても客観的に対象を捉えたりと大きくぶれる。それがかえって面白い文章になっている。屋久島や月輪寺なんかは実際に行ってみたいと思った。 気になるのは、15箇所も日本各地を廻っているにもかかわらず、14箇所までもが西日本に位置すること。寒冷地の名木なども紹介してもらえたらより広く楽しめたのに、と少し残念。2014/08/23

澤水月

0
940403

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