出版社内容情報
村上春樹、エドワード・ホッパー、藤沢周平、侯孝賢など、文学・絵画・映画をクロスオーバーさせてさぐる、新しい想像力のかたち
内容説明
大江健三郎、村上春樹、藤沢周平、E・ホッパー、つげ義春、横山操、黒沢明…。愛する作家・芸術家たちをまったく新しい角度から論じた、目からウロコが落ちるような評論集。
目次
シェルターから癒しの塔へ―大江健三郎の新しい明るさ
動き続ける新しい過去を再検討する―大江健三郎著『僕が本当に若かった頃』
台所のジャメ・ヴュ―村田喜代子論
不在の風景―エドワード・ホッパー論
わらべは見たり―黒沢明「8月の狂詩曲」
闇の抒情、闇の無垢―藤沢周平論
孤立する風景―横山操論
傷だらけの子どもたち―スティーヴン・キング論
悲しみを見つめてくれる者―「ふたりのベロニカ」
美への怖れ、死への想い―芝木好子論
物哀しさの詩情―つげ義春論
海からの光―侯孝賢論
この空っぽの世界のなかで―村上春樹論