出版社内容情報
2020年4月に、改正児童虐待防止法が施行されました。
虐待の問題の背景には、トラウマを抱え、子育てに自信が持てず、悩みも相談できずに孤軍奮闘して疲弊している親の状況があります。
この状況を受けて、2020年刊行『育てにくい子の家族支援』に、虐待防止に関するケースを追加し、愛着障害・小児期逆境体験(ACE)の解説を加筆・改訂しました。
園、学校、子育て支援センターで働く人保健師、カウンセラー、民生委員など広く子育て支援に関わるキーパーソンに!
内容説明
親が虐待に向かってしまう問題の背景には、トラウマを抱え、子育てに自信が持てず、悩みも相談できずに孤軍奮闘して疲弊している現状があります。親子の発達障害・愛着障害・小児期逆境体験(ACE)に注目し、支援者としてどのような対応をしたらよいかをまとめました。
目次
親子を支援するみなさまに
1 親子をサポートするために大切なこと
2 親子関係をサポートする
3 子どもたちの8つの事例~こんなときどうする?
4 保護者をケア・サポートする
5 虐待に追い込まれやすい保護者のタイプ別サポート法
おわりに 親子の多様性に寄り添う
著者等紹介
高山恵子[タカヤマケイコ]
NPO法人えじそんくらぶ代表、昭和大学薬学部兼任講師、玉川大学大学院教育学部非常勤講師、特別支援教育士スーパーヴァイザー。臨床心理士、薬剤師。昭和大学薬学部卒業後、約10年間学習塾を経営。1997年アメリカ・トリニティ大学大学院教育学修士課程修了(幼児・児童教育、特殊教育専攻)。1998年同大学院ガイダンスカウンセリング修士課程修了。帰国後、児童養護施設にて被虐待児の支援に携わる。専門はADHD等高機能発達障害のある人のカウンセリングと教育を中心に親支援、ストレスマネジメント講座などにも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。