群青―日本海軍の礎を築いた男

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163268101
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

昌平黌から始まり、長崎海軍伝習所、軍艦奉行並、海軍総裁と幕府海軍の誕生から終焉まで立ち会った矢田堀景蔵の生涯を描く。

著者等紹介

植松三十里[ウエマツミドリ]
1954年生まれ。静岡県出身。東京女子大学史学科卒業後、1977年、婦人画報社入社。1980年、退社。2003年、『桑港(サンフランシスコ)にて』で第27回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

72
幕末、昌平黌から長崎海軍伝習所、軍艦奉行並・海軍総裁と幕府海軍の誕生から終焉まで立ち会った矢田堀景蔵。日本を守るためと言う一点、日本の軍備は国防の為であり、戦争を仕掛ける為のものではないとの思いは、彼の教え子たちに受け継がれたのだろうか?「出藍の誉れ」矢田堀の藍から数多くの青が出て群青に。最近読む幕末ものでは勝海舟は海軍の大将としてはダメな人物として描かれているものが多い。慶喜は公家体質だと言うのも納得。勝は政治家なのだろう。幕末もの、少し変わった視点から読めるのでお薦めです!2022/08/01

ポメ子

5
日本海軍の礎を築いた矢田堀鴻の話。『くろふね』という中島三郎助が主人公のお話にも出てきたので、読んでみました。色々な人が出てきて、その人たちの功績や歴史の流れは、学べましたが、途中まで、若干、難しいというか、かたい感じがして、なかなか進みませんでした。最後の方は、ホロッとくる所もあり、良かったと思います。2018/05/30

ゆずこまめ

5
歴史に名前が残る人だけが偉いわけじゃないということを実感させてくれる小説。幕末の、まだみんなちょんまげ結ってる時代に洋式海軍を創り上げるのは大変なことです。「何でもかんでも俺がやったと言う」と言われる勝海舟が、こっそり墓参りに来るのがちょっとおもしろかったです。2011/12/30

yearning for peace

3
長崎海軍伝習所で、勝海舟や榎本武揚等と共に日本海軍の礎を築いた幕臣・矢田堀景蔵(鴻)。全然知らない人物だったが、こういう縁の下の力が日本史の一端を支えてきたのだと思うと、胸が熱くなる。植松さんに感謝です。2008/05/31

バリバリブーン

2
不断の努力で何もないところから蒸気機関の操船技術を習得し普及に努める。 そして、教育者としても榎本武揚をはじめとする多くの人物を輩出。 まさに幕末明治初期の巨人である。そのバイタリティーにただただ敬服するのみ。 このような偉人を再び世に出してくれた著者に感謝したい。2016/11/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/196317
  • ご注意事項

最近チェックした商品