岩波新書<br> 占領期カラー写真を読む―オキュパイド・ジャパンの色

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岩波新書
占領期カラー写真を読む―オキュパイド・ジャパンの色

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004319641
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0272

出版社内容情報

七〇年以上前、占領下の日本において、アメリカ人によって無数のカラー写真が撮影され、いま、それらが続々と世に出てきている。「敗者」を撮ったそれらには、当時の人々、日常、風景が、驚くほどあざやかな色とともに焼き付けられている。目を奪われてはならない。そこから何が分かるのか? 資料として活用するには?

内容説明

アジア太平洋戦争終結後、占領期の日本に来たアメリカ人は、無数のカラー写真を撮影した。七〇年以上が経ち、続々と世に出てきたそれらには、当時の人々、日常、風景が驚くほど鮮明に焼き付けられている。ただ目を奪われていてはならない。戦後史の資料として読み解き、活用・保存の途を探る。カラー64頁、未公開写真多数。

目次

第1章 オキュパイド・ジャパンのイメージ(「黒い霧」の時代;空白を埋める)
第2章 勝者のアングル(占領期写真の三分類―オフィシャル、プレス、パーソナル;オフィシャル写真とは何か;シグナルフォトに写るもの;調査するまなざし;無数の語りを形づくるもの―パーソナル写真の被写体)
第3章 イメージの読み解き方(カラー写真とは―写真史のなかのコダック写真文化;スライドというメディア;読み解きの方法―画面外の情報とのつながり)
第4章 極東の日常世界(好奇心のステレオタイプ;群としての人々;日常世界の切れ目;異質な写真群)
第5章 占領期カラー写真をひらく―次なる課題へ(収集の歴史;資料としての写真―どう生かし、どう保存するか;資料としての価値を見定める―撮影地の同定作業から;イメージを送り返す)

著者等紹介

佐藤洋一[サトウヨウイチ]
早稲田大学社会科学総合学術院教授。1966年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了。博士(工学)。都市史、ビジュアルアーカイブ

衣川太一[キヌガワタイチ]
神戸映画資料館研究員、フィルム資料研究者。1970年生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

26
こんなに鮮明な写真が残っているとは。貴重な資料。2023/10/28

すーぱーじゅげむ

16
戦後のこの時期に幼い少女が真っ赤な洋服を着ているのに驚きました。カラーじゃないと分からないことがあるんだなぁ。これらの写真は、米軍か関係者、旅行者が撮ったもので、知らない日本人をアップで撮ることができる当時の力関係を表している。また、今見てるあなたも、被写体に対して上から目線のはずだよ、と。それから、日本のどこで撮られたか、撮影者がどんな立場の人かは大事なこと。画像はインパクトが強いのでひとり歩きしやすく見る側が勝手に意味を付け加える、そういう周縁のことにも気を配ったほうがいいという問題提起もありました。2024/12/18

とみやん📖

13
昔の写真を眺めるのが好きで、この本も本屋さんで手にして一目惚れして購入したもの。 中盤に沢山の米軍関係者による占領期のカラー写真が掲載されている。多くがネットオークションにて著者(佐藤氏と衣川氏の共著)が入手したものらしい。 白黒ではわかり得ないことまで浮き上がってくることを後半で丁寧に解説してくれる。 ペラペラめくるだけでも十分に楽しめる本。2024/06/30

ジュンジュン

13
「オフィシャル写真」(意図的に選別された写真群)が従来、占領期のイメージを形作ってきた。戦後70年以上経ち、ネット環境の充実と、撮影者遺族の遺品整理などで「パーソナル写真」(個人的に撮影された写真)群が出回るようになったそう。本書はそのパーソナル写真(カラー多数)を読み解きながら、占領期の側面に光を当てる。2023/04/07

月猫夕霧/いのうえそう

11
タイトルと帯だけ見て終戦直後に撮影されたカラー写真の写真集的な本かと思ったのですがそうではなく、終戦直後に撮影された写真を多数見ることで何を撮影し、何を撮影しなかったのかを研究する本でした。文字情報でないアーカイブの研究ってこうやってやるのかと、研究手法の勉強になります。それにしてもアメリカは終戦直後の時点でカラー写真フィルムが(日本に来る軍人という若干上流聡とはいえ)大衆に手が届くところまで安くしていたのですね。こんなところにも国力の差を感じてしまいました。2023/06/20

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