へび女房

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163264509
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

商家から武家へ嫁いで楽をするはずだったのに、甲斐性なしの亭主殿のせいで、自ら的屋となって一家を支えた女。大名の姫君から一転、芸者として身をたてた女。髪結いの見習いから、お雇い外国人のもとに嫁入りした女…。激動の維新を乗り越え、幕末から明治を生きた女たちの奮闘を、情緒あふれる語り口で描いた全四篇。

著者等紹介

蜂谷涼[ハチヤリョウ]
1961年、小樽市生まれ。90年、「銀の針」で読売ヒューマン・ドキュメンタリー大賞カネボウスペシャル佳作受賞。地元北海道を中心にテレビ、ラジオ出演や講演などの多方面で活躍しながら、執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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紫綺

83
幕末から明治へと時代が大きく変わろうとする、激動の波に笹船の如く翻弄されながらも、逞しく生きた女性たちの物語、中編4話。やはり表題の「へび女房」が面白かった。怪談かと思って身構えてたのに・・・(笑)。2013/07/13

ひらちゃん

64
時代が変わる時、女達は翻弄される。したたかだなぁ。どんな境遇に陥っても凛としている。黒船がもたらした境遇に負けじと生きる女がよい。史実を追って見れば、そこには現実に戦ってきた女房らがいるのが分かる。もちろん毒もある。だからこそ面白い。2017/10/02

はつばあば

38
明治を駆け抜けた女達の哀しみと力強さが、作品の中で上品な毒気と共に表現されているのが癖になりそうな親しみを覚える。時代の変化にとまどいながらも、筋の通った女の戦いとでも云おうか。黒船に怯えた日本の重鎮、今も昔も変わらん。憲法9条はどこへいくのだろう。女を泣かせるのはせめて閨だけにして欲しい。2015/06/13

ケイプ

20
明治初期、私にはちょっと苦手な時代。だからかちょっと読みにくかったです。でも表題作の「へび女房」は面白かった。2018/01/24

kaori

12
短編集4話。物語の終わりかたがあやふやで???でした。それと、生々しい表現が多いなぁ。2014/06/17

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