内容説明
「うちには幽霊が出るんだよ！」人気推理作家の言葉に好奇心が首をもたげ、彼の邸宅を訪問した宇野警部と夕子。モダンな屋敷には、作家の美しい妻がいた。彼女は霊と会話ができるという。そのとき、誰もいないはずの二階の部屋から内線電話が。受話器から聞こえた声は？そして銃声！絶好調『幽霊シリーズ』五篇を収録した本書はシリーズ十七冊中でも有数のコワさ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
95
夕子と宇野刑事との物語なのに、暗い話と明るい話がある。本書は5作品所蔵。 幽霊博物館, 海より深く, 火葬場の煙はななめに上る, 見知らぬ人への挽歌, 旅路の終り。 今回は、「深く」「ななめ」「挽歌」「終り」 と否定的か、斜に構えたものが多い。赤川次郎の精神的な状況や、体調によるのだろうか。作品を書き上げた年月を入れて、表にすると面白いかも。筋の前向き度、登場人物の明るさ、結論の暗さを5段階評価して、その流れを読めば、赤川次郎史が書ける。2011/08/19
星落秋風五丈原
8
捜査一課の宇野警部と恋人の夕子は、人気ホラー作家・君原の自宅に幽霊が出るという話を聞き、作家宅を訪れた。その直後作家の共同執筆者が射射殺され、同室にいた君原の妻は何かが彼を撃ったという。表題作ほか幽霊シリーズ全5編を収録。2004/05/22
Margate
1
シリーズ17冊中でも有数の怖さ！！ と 見返しに書いてあったので ちょび緊張しつつ読み始めましたが どこらへんが怖いのかわからないまま 読み終えました＾＾（余裕の笑い♪） 2005/06/14 (TUE)2005/06/14
Masako Karasawa
1
面白った(^○^)
二分五厘
0
2006.3.10
