内容説明
金持ちは一夜にして文無し、と思えば意外な宝を手にする者も―。地震をめぐる江戸庶民の悲喜劇を描く傑作短篇集。
著者等紹介
出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。1973年より東京都杉並区高円寺で古書店「芳雅堂」を営むかたわら文筆業に入る。92年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞を、93年、『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞。完成された時代小説はもちろん、評伝やエッセイの分野でも活躍を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。