感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
13
インディオの老猟師の語りによる動物たちの物語。動物たちが人間のように会話をするファンタジーではあるが、一瞬でも気を抜けば捕食動物に食われてしまうリアリスティックな面もある。違和感として残ったのが、本作のほとんどの物語で人間が超自然的な存在として登場し、彼らに恐怖と死を与えることだ。そのため、物語を読み進めその境遇に共感を感じていた動物たちに対して、著者自らが「結局は人間は動物とは別なんだよ」と言う形になってしまっている。この物語が中等教育の教科書として使われているということが、とても後味の悪さを残した。2018/08/03
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