出版社内容情報
ゲノム情報を意のままに編集できる「CRISPR-Cas9」。人類は種の進化さえ操るに至った。科学者自ら問う、科学の責任とは。
内容説明
パソコン上で文章を編集するように、あらゆる動植物のDNAを自由に編集する。ノーベル化学賞を受賞した、SFのような究極の遺伝子編集技術は、いかにして発見されたのか?人類の未来をも左右する科学はどのように使われるべきなのか?夢の技術を発見した科学者が綴る、科学の可能性と危険性とは―。
目次
プロローグ まったく新しい遺伝子編集技術の誕生
第1部 開発(クリスパー前史;細菌のDNAに現れる不思議な「回文」;免疫機構を遺伝子編集に応用する;高校生も遺伝子を編集できる)
第2部 応用(アジアゾウの遺伝子をマンモスの遺伝子に変える;病気の治療に使う;核兵器の轍は踏まない;福音か厄災か?)
エピローグ 科学者よ、研究室を出て話をしよう
著者等紹介
ダウドナ,ジェニファー[ダウドナ,ジェニファー] [Doudna,Jennifer A.]
1964年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校化学・分子細胞生物学部教授。フランスのエマニュエル・シャルパンティエ博士と、細菌のDNA塩基の「回文」構造CRISPR(クリスパー)が細菌のウイルス感染防御システムであり、タンパク質酵素Cas9がウイルスのDNA塩基を切断することをつきとめた。2012年、CRISPR‐Cas9が遺伝子編集にも使えることを発表。2020年にシャルパンティエ博士とノーベル化学賞を共同受賞
櫻井祐子[サクライユウコ]
京都大学経済学部経済学科卒業。オックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
うつしみ
Kan
Hiroshi
DK-2084