出版社内容情報
何を背負って渡しを渡る!?佃島の船頭が見つめる謎、人情、怪異、恋…。精彩に江戸の風俗を描き、ペーソス溢れる異色捕物帳登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
wasabi
15
著者の描く江戸物語は、いかにも情緒豊かで会話が粋だ。それなりに騒動は生じるが、日常の些事の範疇なのがまたよい。かつての佃島にかような渡船で往来したなら、実際に数々の秘話が生まれたのだろう。いなせな船頭が、往来の船中で四方山話を仕入れて事情通というのもうなずける。切口上に著されるごとく、我が人生も「毎日ひとつ所」を漕ぐ渡し守だった。このところ、仕事ではワーケーションにノマドワークと、定点にとどまらない若者と日々接し、初めは羨ましくもあったが、やはり座りが悪い。日常あっての非日常の喜びがある。ん?話がそれた。2022/03/13
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