緋(あか)い記憶

緋(あか)い記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784163128207
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

思い出の家がどこにも見当たらない……。故郷を訪ねた主人公の隠された過去が次第に明らかにされていく。表題作ほか恐怖短篇七篇

内容説明

古い住宅地図に閉じ込められた思い出の町、あの少女の家は空き地とだけ記されていた…。凍りついた時のゆるやかな復讐が始まる―。表題作ほか7篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツキノ

11
第106回(1991年下半期)直木賞受賞作(読んでから知った)。7つ短篇集で、どれも「記憶」にまつわる話。最近読んだ『非写真』と似たような感触でぞっとする。「ねじれた記憶」「遠い記憶」「冥(くら)い記憶」が印象に残った。似て非なる作品。岩手の地名は実際にある場所らしい。エッチャンおすすめ。読めてよかった。2015/09/26

みゃお

5
久しぶり作家さん。 時間軸の歪みの物語は 懐かしさすら感じた。 1冊まるごとおどろおどろしい雰囲気で よかった。2022/04/08

ふかきふき

3
☆☆ ちょっとホラー混じりの短編集。そこここに出てくるわんこそば。2024/05/25

あいべきん

3
一つだけ読んだことがあるってか、何度か読んだことがある気がする話が入ってました。でも、どれも面白かった。全部が不穏。背筋がゾクッとする感じがたまらんです。2022/10/23

さんつきくん

3
岩手を舞台にし、「記憶」に焦点を当てた、ちょっとした短編ミステリー作品集。ハズレなしでそれぞれ面白かった。さすが直木賞受賞作だ。時間軸がねじれていた「ねじれた記憶」と、体に不調がきたし、原因が岩手産の水にあると分かり、真相を確かめに岩手へ向かう「膚の記憶」が特に面白かった。それぞれ最後に真相が分かると感心してしまう作品達。短編だが、上手く落ちまで収まっている。そこがすばらしい。2019/08/19

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