一枚摺屋

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163242507
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一枚摺のために親父が殺された。誰が、なぜ? 浮んできたのは30年前の大塩の乱。幕末大坂の街を疾走する異色の時代小説登場!〔第12回松本清張賞受賞作〕

内容説明

第二次長州征伐の準備で騒然とする幕末の大阪で、打ち毀しを一枚摺(瓦版)に取り上げた親父の与兵衛が町奉行所で殺された。一体誰が、なぜ?勘当中の息子、文太郎は親父の敵をとるため、潜りの一枚摺屋となって、事の真相を探り始める。その大本は、どうやら三十年ほど前の大塩平八郎の乱に係わりがあるようだった。本年度松本清張賞受賞作。

著者等紹介

城野隆[ジョウノタカシ]
1948年、徳島県生まれ。大阪教育大学卒業後、教員生活を経て作家となる。1999年、「月冴え」で小説NON創刊百五十号記念短編時代小説賞受賞。2000年、「妖怪の図」で第二十四回歴史文学賞受賞。2005年、「一枚摺屋」で第十二回松本清張賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

松風

11
スリル&爽快感。もっと長編だといいのに。岩倉の密使やええじゃないかのくだりは読みたりない。2014/02/21

isutabi

1
>父親の与兵衛が出した一枚摺を咎められ奉行所に責め殺された。 >勘当中だった息子の文太郎は潜りの一枚摺屋になってお上に一矢報いようと考える。 >父はなぜ今捕らえられ殺されたのかというミステリ要素も。 >約30年前の大塩平八郎の乱も絡んでくる。 >仲間たちとともに。アドバイザーの彦馬、幼馴染の芸妓糸吉も。 >徳川の屋台骨が揺らいでいる幕末期の混沌。 >登場人物の行動も展開も躊躇がなく、ポンポンとテンポよく進む。 >3冊続けて大坂が舞台の時代小説を読んだ。いずれもセリフまわしががかなり自然で快適やった。2026/03/24

メデスキ

1
一枚摺ってところを題材に選んだ着眼点は面白いと思うが、諸々が平坦な印象。学生の習作としては次作への期待を込めて楽しめるが、単発作品としては十把一絡とも言えないエンタメ具合。ええじゃないか、とかの採用やら、著名な人物を言葉だけで登場させたセンスは好感なんだが。

よっちゃん

1
圧巻はラスト、民衆の狂乱「ええじゃないか踊り」。 大塩平八郎の乱は幕藩体制の弱体化を天下に周知させることになった。そののち公然たる幕政批判が登場しはじめた。その流れは激流となって加速する。そして長州征討による戦費の調達で物資が不足し、買占めや売り惜しみ、暮らし向きの悪化する。このあたりの状況が簡明に述べられています。長年の幕府支配体制に対する不満の鬱積から新勢力による改革への期待はいやおうなく高まるなかで、制御不能となった民衆の巨大なエネルギーは「ええじゃないか」の狂喜乱舞となって爆発するのです。 2005/09/04

あかんべ

1
盗人でもないのに、奉行所から目をつけられるので、逃げる逃げる。そのスリリングなこと。そして父を死に追い詰めた謎解き。一矢報いるための作戦。大切な仲間の死。テンポのよい読みやすい作品です。2011/10/03

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