日本のいちばん長い日〈下〉

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日本のいちばん長い日〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784160901278
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0095

出版社内容情報

“玉”を囲い込め!!  終戦前夜、前代未聞の「宮城事件」が勃発する。 半藤一利の傑作ノンフィクションを、SF伝奇漫画の巨匠・星野之宣が鮮烈コミカライズ。

昭和天皇の聖断によって、ポツダム宣言受諾が決まった。国体護持を訴え続けた阿南陸相も、天皇の決意の前に頭を垂れるしかなかった。「堪エ難キヲ堪エ、忍ビ難キヲ忍ビ……」終戦の詔書を天皇自らマイクの前で読み上げる、歴史的な録音が始まった。

しかし、無条件降伏を認めない「徹底抗戦派」の暗闘は続く。畑中少佐、椎崎中佐ら陸軍の青年将校は近衛師団司令部に乗り込み、天皇に終戦撤回を迫るクーデターを企てる。動員命令を拒む森師団長らを斬殺し、天皇の肉声を録音した玉音盤を奪おうとする。

日本からの降伏通知が連合国へ通達されたのは、8月14日午後11時だった。すでにB29の大編隊はサイパン、グアムの基地を発進しており、本土への空爆は容赦なく続く。空襲警報のサイレンが鳴り渡る、深夜の宮城を舞台に、終戦をめぐる最後の攻防が始まった……。

すでに二度も映画化されている終戦を巡るドラマを、コミカライズ版では幕末の「尊皇攘夷」思想から説き起こし、二・ニ六事件、大陸侵攻、日米開戦へ続く天皇と軍部との緊張関係を軸に描き出す。

作画を担当するのは、漫画家の星野之宣。『ヤマタイカ』『星を継ぐもの』で星雲賞コミック部門を、『宗像教授異考録』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。日本人として初めて、大英博物館で原画展を開催した。

内容説明

昭和天皇の聖断により、無条件降伏が決まった。「堪エ難キヲ堪エ、忍ビ難キヲ忍ビ…」終戦の詔書を天皇自ら読み上げる、歴史的な録音が始まる。だが、徹底抗戦派の陸軍将校らは宮城を占拠、天皇に終戦撤回を迫るクーデターを企てた。8月15日を巡るドラマの結末は―。

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任後、作家となる。2021年1月12日、逝去

星野之宣[ホシノユキノブ]
1954年、北海道生まれ。75年『鋼鉄のクイーン』でデビュー。『はるかなる朝』で手塚賞入選。2009年、日本人漫画家として初めて大英博物館で原画展を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

80
星野之宣の「日本のいちばん長い日」の主役は表紙にも描かれている天皇であった。なんとか戦争を終結させようとする天皇。なぜ戦争を始めたのか。星野之宣の想像は、はるか日本の歴史をさかのぼる。天皇の心情にここまで踏み込むとは。緊迫した場面と悲惨な場面が続くこの物語で、星野之宣の想像力は、戦争と平和について語っている。半藤一利の原作も読んでみたくなった。2022/08/13

☆よいこ

70
漫画。(下巻)1945年(昭和20年)の8月14日終戦前夜を描く。玉音放送の録音が始まったのは14日午後11時25分から。近衛師団長を殺害した陸軍の畑中少佐は東部軍管区司令部に偽情報を流しクーデターを促す。しかし叛乱の目論見は露見、放送を阻止しようとするが叶わず。8月15日正午、終戦を迎える▽エピローグでは、開戦を止めることができなかった理由に南北朝時代からの南朝正統論があったのではないかと▽「彼らは非科学的だった」2022年7月刊2023/12/24

ぐうぐう

39
読み始める前は、星野之宣が『日本のいちばん長い日』をコミカライズすることに違和感を覚えた。宇宙や古代を舞台にしてきた星野が近現代史を描くのか、と。しかし読了して、その違和感が間違っていたことに気付かされた。星野の硬質なタッチと陰影が印象的な画は、終戦をめぐるドラマに相応しい緊張感をもたらせているし、何より原作を尊重しつつ新しい解釈で描く手法は、『宗方教授』シリーズに代表される、歴史を漫画家ならではの大胆なイマジネーションで発掘し直す手法と重なる。(つづく)2022/08/12

akihiko810/アカウント移行中

35
上下巻。半藤一利原作の有名なノンフィクションをSFの大家・星野がコミカライズ。昭和20年8月14日22時~翌15日正午までを描く。天皇による終戦降伏の「御聖断」が下ったが、陸軍青年将校たちはクーデターを起こそうとする。印象度B+  映画版も有名だが、緊迫したコミカライズとなった。戦争は本当に終わらせるのが難しいのだとよくわかる。軍人なんて戦争したいのだから尚更。ロシア情勢や来る中国の台湾進攻など、日本の平和に影を落とさなければいいのだが。本当に平和が一番2022/10/17

kei-zu

28
「敗戦」受け入れの準備をする中でも空襲の危機が迫る恐ろしさ。国家という「システム」の在り方とそれに携わる「生きた人間」の判断の狭間に、何があるか・何ができるかを考えさせられます。「終わらせる」ことがいかにむずかしいか。 原作は未読ですが、映画は岡元喜八監督版のみ鑑賞済み。映画とはまた違った描写と展開で興味深く読みました。2023/02/23

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