新☆ハヤカワ・SF・シリーズ<br> こうしてあなたたちは時間戦争に負ける

個数:
電子版価格
¥2,090
  • 電書あり

新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
こうしてあなたたちは時間戦争に負ける

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 13時50分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784153350533
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

あらゆる時間と平行世界の覇権をめぐり争う二大勢力である〈エー
ジェンシー〉の工作員レッドと、〈ガーデン〉の工作員ブルー。二
人の女性は幾多の時間線でお互いを好敵手として意識するうち、秘
密裏に手紙を交換する関係になるが……超絶技巧の多世界解釈SF

内容説明

時空の覇権を争う二大勢力“エージェンシー”と“ガーデン”の工作員は、あらゆる時代と場所に介入し、自陣に有利な未来を作り出すべく永い暗闘を続けていた。ある平行世界で二つの巨大帝国を壊滅させるミッションを成功させた“エージェンシー”の工作員レッドは、作戦遂行中ずっと、本来ならそこにいるはずのない敵の存在を感じていた。そして、激闘を終えた静寂の中で、“ガーデン”の工作員ブルーからの手紙を発見する―思いがけず文通を始めた彼女たちは、やがてお互いを好敵手と認めあうようになるが…ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞を受賞した、超絶技巧の時空横断SF中篇。

著者等紹介

エル=モフタール,アマル[エルモフタール,アマル] [El‐Mohtar,Amal]
1984年生まれ。カナダの詩人・作家・評論家。短篇「ガラスと鉄の季節」が2016年度のSF各賞を受賞。カールトン大学とオタワ大学で文芸創作を教えている

グラッドストーン,マックス[グラッドストーン,マックス] [Gladstone,Max]
1984年生まれ。アメリカのSF/ファンタジイ作家。イェール大学で中国語を学び、2006年から数年間、中国で英語教師・翻訳者として働く。2009年作家デビュー

山田和子[ヤマダカズコ]
1951年福岡県生。慶應義塾大学文学部中退。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

68
数々のSF賞を受賞した歴史を改変する二大陣営による時間戦争を競う二人の女性トップ工作員の戦いの物語やなと思って読み始めると...うーん違う。百合SFですかあ、そっち方面は興味が無いんで残念ながら合わず。2022/10/03

藤月はな(灯れ松明の火)

65
赤と青が目を惹く表紙やあらすじを見て「『TENET』みたいな物語かな?」と思っていた私。紅茶、蜜蜂のダンス、渡鳥の軌跡、柘榴の実など、時空の中に忍ばれた相手からの残滓、メッセージを受け取り合う二人。その関係は好敵手から最も離れがたく、かけがえのない存在へと変わっていく。特にお互いに相手への抑え切れない愛の吐露。両者しか知らない告白を(読者というメタ的な視点で)読んでいる事への後ろめたさ、密かでいて相手を求め、焦がれる言葉の熱い囁き、言葉だけで相手の肉体性を感じ、刺激される官能性に打ち震えるばかり。2021/07/29

まちゃ

65
2019~20年のヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞の4冠受賞作ということで手にした一冊。読み始めて「あれ?」と感じ、読後に消化不良感の残る作品でした。少なくともワクワクするようなSFではなかったですね。「訳者あとがき」によると多数の楽曲や小説からの引用が英語圏の読者から高い評価を受けた、とありますが日本語だとその魅力を理解することが難しいです。2021/08/15

sin

63
果たして戦争に大義はあるか?正義と云うお題目で自国の行為を正当化する愚行…いい加減強者が肯定される世界は終焉を迎えなくてはならない。この物語では戦争はスタイルと化している。イメージの奔流、誘導と妨害、赤と青のラリーの応酬、読者に媚びているかのようなスタイリッシュな作法…原因を操作して結果を導く時空を越えた闘いが繰り広げられるが時空を越えた闘いは最早その終着点を仄めかすことさえ必要としない。時間戦争は背景に過ぎずこれは戦闘に携わる個人の物語だ。陳腐な表現になるかも知れないが時空を超越した愛しか勝たん物語…。2022/04/24

宇宙猫

29
★★★ 時空の覇権を争う2大勢力の工作員の文通というか、ラブレター集か。とりたてて面白いわけでも、つまらなくもない。賞を総なめで期待してたんだけど、あとがきに"韻を多用し、数えきれな引用で成り立っているから日本人には馴染みがない"とあって納得。それは分かりませんね。2021/08/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17905409
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。