美しい世界はどこに

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美しい世界はどこに

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152104076
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

人気作家のアリスはダブリンを離れて田舎に移り住み、倉庫作業員の男性と知り合う。アリスの親友アイリーンは恋人との別れから立ち直れずにダブリンで鬱々と暮らし、アリスと長文メールを交わすが……。社会の理想と現実の差に苦しむ若者たちを描いた長篇小説

内容説明

小説家のアリスは、倉庫で働くフィリックスとマッチングアプリで出会い、ローマへ一緒に行かないかと誘う。一方ダブリンでは、アリスの親友アイリーンが恋人との別れからやっと立ち直り、幼馴染のサイモンと恋の駆け引きを始めていた。アリス、フィリックス、アイリーン、サイモンは30歳前後でまだ若い―しかし、時間は誰にも止められず、焦燥感からは逃れられない。彼らは互いを求め、惑わせ、近づいたり離れたりを繰り返す。セックスをし、セックスについて悩み、友情や、自分たちが生きる世界についても思い悩むのだった。崩壊しかけている世界で、彼らは最後の希望を目撃しようとしているのだろうか。そして、美しい世界が存在すると信じる方法を、見つけることはできるのだろうか。

著者等紹介

山崎まどか[ヤマサキマドカ]
コラムニスト

ルーニー,サリー[ルーニー,サリー] [Rooney,Sally]
サリー・ルーニーはアイルランドの作家。二作品はBBCによってドラマ化された。2022年には、TIME誌が選ぶ最も影響力のある100人に選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

42
サリー・ルーニーが生み出す物語のなかでは登場人物が本当に生きていると感じられる。単なる人間臭さや生々しさとは少し違う”真実味”があるのだ。会話やセックスはもちろん、メッセージ間の空白や無言の空間に溶け出すお互いの感情さえもがとても高精細で、文字を読んでいるだけとは思えないような臨場感がある。このテーマ、この筋書きでここまで没入して読ませる作家は、現役ではサリー・ルーニーだけかもしれない。邦訳された3作を読む限りこの作品が間違いなく最高傑作。2025/02/20

練りようかん

14
三作目。デートアプリで知り合った二人の会話は思うように広がらず、恋心を抱き続けてる幼馴染のもう一組は思いきれず、停滞感いっぱいのスタート。既読作と同じく政治や現代社会への意見交換は闊達だが、内省と客観の脆さが伝わってきて今作はメールが長文であること、まわりはもう恋人同士なんて言葉使わないなという一言が特徴的に感じられた。性的な感情は行為と別の中身があり、その意味で人と触れ合えない人間になるのが怖いのだ。美しい世界を求める人に変換し、皆が右手を出してるイメージ。誰かが左手を出さないと握手できないよと思った。2025/03/18

どみとる

6
アイルランドに生きる30代男女2組のままならない人生と恋愛。長年両思いだったが付き合わうことなく共にパートナーを持つ幼なじみが夜を共にし、愛を確認した数日後、女は男が恋人と別れていなかったことを知る。静かに憤る女に向かって「その態度はフェアじゃない。僕に恋人が居ることは君も知ってたし、別れたとも言ってないよね」といいのけた男の「フェア」の使い方に軽く目眩がした。女の怒りは不当なのか?あるいは作家のアリスの冷静な物言いを高慢だと言う倉庫労働者のフェリックス。たとえ本人にその気がなくとも、中立的な言葉を使った2025/05/31

れいな

4
うーん、難しかった。主人公は二人の30手前の女性。ベストセラー作家でありながら田舎に移り住んだアリスと、ダブリンで平凡な仕事をしながら年上の幼馴染を思い続けているアイリーン。二人が離れた場所から送り合うメールを軸に、それぞれの恋愛模様が描かれる。まず四人の登場人物全員が微妙。人間としてはリアルだろうけど、キャラクターとしての好感とかはなし。読みにくさの主な原因は台詞が括弧書きでないところと、読み手が神の視点にいるところかな。会うと曖昧な会話になるのに、メールだとめっちゃ長文なのがサリー・ルーニー感ある。2025/05/06

まままま

1
読みにくいところもあるけれど、人物描写が映画を見ているかのように浮かんできて、引き込まれる。 4人。なんとか今後も続きそうだ。 アリスが、有名になったことによって得た誹謗中傷とかをとても辛いと感じているのが可哀想だった。 アイリーンはなんだか面倒くさい子に感じた。2025/05/25

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