出版社内容情報
毎日16時15分になると、彼女の家の前には一匹の野生の〈キツネ〉がやってくる。生物学者であれば動物を擬人化してはならないはずなのに、彼女は徐々に友情を感じ始めていたーーその出会いと別れを通じてモンタナ州の豊かな自然が精緻に描かれる、傑作エッセイ
内容説明
生物学者は動物を擬人化してはならない。野生の動物に人間のような性格など存在しない。だからこそわたしは、毎日16時15分になると玄関先に現れるキツネを、あくまで“キツネ”と呼ぶことにした。時に『星の王子さま』を読み聞かせ、時に原生地域を共に探検するうちに、互いの距離は縮まっていく。研究者と実験動物、飼い主とペットとも違う。わたしと“キツネ”は、確かに友だちになっていた―。“キツネ”と過ごしたかけがえのない日々の思い出を通じて、人間と自然、その共生の真実を描き切る、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー、ノーチラス・ブック・アワード金賞。
著者等紹介
レイヴン,キャサリン[レイヴン,キャサリン] [Raven,Catherine]
サウス大学教授。モンタナ州立大学で生物学の博士号を、モンタナ大学で動物学と植物学の学位を取得。アメリカン・メンサとシグマ・サイの会員。グレイシャー、マウントレーニア、ノースカスケード、ポエジャーズ、イエローストーン国立公園で公園管理官を務めた経験を持つ。『キツネとわたし―ふしぎな友情』はニューヨーク・タイムズ・ベストセラー、クリスチャン・サイエンス・モニター年間ベストブックに選出されたほか、ノーチラス・ブック・アワード金賞など多数の賞を受賞した
梅田智世[ウメダチセイ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Bashlier
しのぶ
takao
ロシアンブルー1
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