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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なつ
40
「盗めないものはない」と豪語する怪盗ミルクのブラックユーモア溢れる冒険劇。ミルクは明朗快活な少女だけれど狂気的な表情を見せたり、時折苛烈な行動に出るギャップにぞっとしました。自分が欲するものは必ずしも自分自身を幸せにするとは限らない。人間の業の深さが際立っています。「海の物語」がラスト含めとても好きです。元になった「ミルクがねじを回す時」も近いうちに読みたい。2020/01/22
眠る山猫屋
16
忘れた頃にやってくる高橋葉介先生。 『ミルクがネジを回すとき』を探し回ったのは、かなり昔、まだブックオフも無かった頃。世界を支え続けるお爺ちゃんの話とかあったかな〜 旧作のミルクちゃんは善意の人でしたが、今回は小悪魔なんだよなぁ〜2012/03/14
三柴ゆよし
12
初期の傑作短篇「ミルクがネジをまわすとき」から数十年の時を経て生まれた連作短篇。「夢幻紳士」(探偵)⇒「顔のない女」(殺し屋)と来て、御大、お次は怪盗なのですね。コンセプトとしては謎の幼女怪盗ミルクが、少年の悪夢やら若き日の一日やらを手当たり次第に盗みまくるというものなのだが、高橋葉介の短篇クオリティの高さは相変わらずで、来るか、来るか……の末に、はッとしてしまうようなオチが多い。正直「夢幻紳士」シリーズもマンネリ化しつつあったので、こういう目の覚めるようなオリジナル作品集が出るとやはりうれしい。2013/03/09
5〇5
3
「あたしは怪盗ミルク あたしに盗めないものはないのよ」と現れる、少女の姿をした悪魔。さまざまなものを盗み取る12のエピソードからなる作品集です。かわいらしく無邪気でありながら、その行為は人の心の奥にあるものをあっさり暴き出してしまう。高橋作品の中でも、とりわけかわいらしい存在でありながら、どの話にもはっとさせられる皮肉な余韻が残るのが魅力です。2026/02/28
オジャオジャ
3
元になった作品のミルクがねじを回す時に出てくるミルクちゃんが可愛いかったので読んでみた。まぁまぁ。シャッフルの幸福とも不幸とも取れる世にも奇妙な物語感ある感じが好き。2023/04/16




