100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152090744
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

出版社内容情報

・アメリカ・イスラム戦争は近く終局をむかえる。
・勢力を回復したロシアは、アメリカと第2の冷戦をひきおこす。
・アメリカへの次の挑戦者は中国ではない。中国は本質的に不安定だ。
・今後、力を蓄えていき傑出する国は、日本、トルコ、ポーランドである。
・今世紀半ばには、新たな世界大戦が引き起こされるだろう。その勝敗を左右するのはエネルギー技術であり、宇宙開発である。
・そして、今世紀の終わりには、メキシコが台頭し、アメリカと覇権を争う。

内容説明

「影のCIA」と呼ばれる情報機関ストラトフォーの創立者でCEOをつとめる政治アナリスト・フリードマンが予想する衝撃のこれからの世界は…。地政学の手法を駆使してフリードマンが見通す未来は、一見荒唐無稽に感じられても合理的で、的確な洞察力を感じさせる。示唆に富む未来覇権地図がここに描かれている。

目次

アメリカの時代とは何か
アメリカの時代の幕開け
地震―アメリカの対テロ戦争
人口、コンピュータ、そして文化戦争
新しい断層線
二〇二〇年の中国―張り子の虎
二〇二〇年のロシア―再戦
アメリカの力と二〇三〇年の危機
新世界の勃興
二〇四〇年代―戦争への序曲
戦争準備
世界戦争―あるシナリオ
二〇六〇年代―黄金の一〇年間
二〇八〇年―アメリカ、メキシコ、そして世界の中心を目指す闘い

著者等紹介

フリードマン,ジョージ[フリードマン,ジョージ][Friedman,George]
1949年生まれ。ニューヨーク市立大学卒業後、コーネル大学で政治学の博士号を取得する。ルイジアナ州立大学地政学研究センター所長などを経て、1996年にインテリジェンス企業ストラトフォーを創設。政治、経済、安全保障にかかわる独自の情報を提供し、「影のCIA」の異名を持つ企業をCEOとして率いている。テキサス州オースティン在住

櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳家。京都大学経済学部卒。大手銀行在籍中にオックスフォード大学院で経営学修士号を取得。退職後は翻訳者として、金融・証券業界、政府関連の実務翻訳から一般ビジネス書の翻訳まで幅広く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっさん

16
「影のCIA」と呼ばれるシンクタンクのCEOが、地政学という視点で世界を俯瞰、10年刻みで21世紀末までを予測している。 地政学という観点からみると、誰が指導者になっても国家が打つ手は限られるとか、アメリカの基本外交戦略はアメリカの覇権に挑戦する国を作らないこととかは目から鱗。アフガンとかイラクの状況しかりベトナムしかり、大局的にはアメリカにとってはあれでいいんだなと。歴史が浅いと思っていたアメリカにもしっかり歴史の潮流があること、自分がヨーロッパ史についてあまり知識がないことなど、色々思い知らされた本。2010/01/23

masabi

13
今後の21世紀を占う。キーワードは常識を疑え。2009年というアメリカの経済危機から脱し切れていないときにこの100年間はアメリカの世紀だと豪語し現実もそれを追随しているかのように思える。二海洋に面しかつ資源も有するという恵まれた環境でアメリカは繁栄する。基本戦略としてアメリカに挑戦する地域大国を輩出しないよう行動する。再び日本がアメリカに挑戦するも結末は前大戦と変わらず。2014/09/16

ceskepivo

9
現在のトランプ関税は、本書の下記の指摘の延長線上にある。 「アメリカはアジア製品の輸入によって消費者には利益を得ているが、国内産業の衰退や失業を引き起こし、政治的対立を招いている。その結果、外交政策が国内事情に左右されやすくなり、アジアとの貿易方針が変更される可能性が、東アジアにとって深刻な懸念となっている。」 2025/04/30

R

9
地政学から今後を占うといった内容の本でした。平たくいうと、向こう100年で、どこの国がアメリカに挑戦するか、そんなことを書いていました。実際そうなるのかはわかりませんが、今の時点で予測できる内容から未来を紐解くというのは、現在を深く理解することを助けてくれるようで、予測そのものよりもそう考える工程、道程が楽しい本でした。国際政治を考えるときに役立つ内容だと思えました。人に薦めたい。2012/10/26

K・M

7
今後100年間の世界情勢を予測した書籍。著者は影のCIAの異名で各国政府に安全保障情報を提供するシンクタンク『Stratfor』創設者。本書は耳を疑うばかりの驚愕のシナリオが記される。中・露の大国が衰退なんと我が日本がトルコと共に強国に躍進しユーラシアの覇権を獲得、舞台を宇宙に移しアメリカ相手に大暴れ。軍事衛星バトルスターが登場する頃から日本が暴走し妙に盛り上がる。学術書ではないが地政学見地から合理的に考察した一般書でけして空想物語の類ではない(‥らしい)。そこまで予測可能かと唸らせる衝撃度MAXの一冊。2021/05/23

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