内容説明
アメリカのテロ対策の元最高責任者が、その経験と知識をもとに、中東の新たな危機を描く衝撃のポリティカル・フィクション。
著者等紹介
クラーク,リチャード・A.[クラーク,リチャードA.][Clarke,Richard A.]
アメリカのテロ対策の元最高責任者。1973年に国防総省入省。レーガン大統領の時代に国務省情報担当副次官補となり、先代ブッシュ政権では政治・軍事問題担当国務次官補、92年からはCSG(テロ対策安全保障グループ)の議長に就任し、NSC(国家安全保障会議)のメンバーにもなった。クリントン政権でもその役割は変わらず、98年5月にはテロ対策全般に責任を負う国家調整官に就任した。現ブッシュ政権でも、国家安全保障会議のメンバーとして政府を支え、2001年から2003年まで大統領の特別補佐官としてサイバースペース安全保障問題を担当し、重要インフラ保護会議の議長を務めたが、03年にホワイトハウスを去った。再三アルカイダの危険性を訴えたが受け入れられず、01年9月11日の同時多発テロが起きたため、04年3月に行なわれた「9・11委員会」の公聴会で、「ブッシュ政権は9・11を防ぐことができた」との衝撃の発言をした。04年、ホワイトハウスでの活動とアメリカのテロ対策を綴ったノンフィクション『爆弾証言』を発表、翌05年、初めての小説である『スコーピオンズ・ゲート』を出版、大きな反響を呼んだ
高沢次郎[タカザワジロウ]
1946年生、1969年東京外国語大学英米語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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