ストレスに負けない脳―心と体を癒すしくみを探る

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085948
  • NDC分類 493.49
  • Cコード C0047

内容説明

現代人の生活と密接に関わっているストレス。糖尿病、ガン、心臓病、肥満、うつ病、アレルギーなど、心身の深刻な不調の原因はストレスにある、と言われることもめずらしくない。しかし、実際に私たちの体内で何が起きているのか、そのしくみはいまだ明らかになっていない。本書では、外界からのストレスを真っ先に感知する脳の働きに注目する。ヒトを含む動物は、古くから外界のストレスに対して、脳の指令によりストレスホルモンを分泌し、体に変化を起こすことで生きのびてきた。また、適度なストレスは脳の活性化を助け、生きる強さを与えるということも、実験で証明されている。しかし、もともとは進化のために備わったストレスに対する脳の機能が、なぜ現代社会では数々の疾患を引き起こしてしまうのか。今なお未知の部分が多いストレスと人体の関係を、脳神経学の第一人者が数々の興味深い実験をもとに徹底解明する。ストレスに負けない脳と体をつくる方法を根本から見直した、現代人必読のポピュラー・サイエンス。

目次

1 ストレスの不思議なしくみ
2 ストレスは脳からはじまる
3 ストレスと感情のつながり
4 アロスタティック負荷はこうして起こる
5 動脈硬化・肥満・糖尿病を防ぐには―ストレスと心臓
6 免疫は諸刃の剣
7 トラウマが脳を攻撃する
8 ストレスに負けない生活
9 ポジティブ・ヘルスとは?
10 これからの展望

著者等紹介

マキューアン,ブルース[マキューアン,ブルース][McEwen,Bruce S.]
ロックフェラー大学、神経内分泌研究所所長。ストレスの研究における第一人者。脳が神経と免疫系に与える影響の研究を続け、アメリカ、イギリス、フランス、日本など多くの国で脳科学とストレスの関係についての講演を行なっている。ニューヨーク在住

ラズリー,エリザベス・ノートン[ラズリー,エリザベスノートン][Lasley,Elizabeth Norton]
脳神経科学専門のサイエンス・ライター。『Dana Press』誌のシニア・エディター。その他数々の雑誌に寄稿している。コネチカット州在住

星恵子[ホシケイコ]
昭和薬科大学教授、医学博士。1973年東邦大学医学部医学科卒。聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター助教授を経て現職に。専門はリウマチ・膠原病学

桜内篤子[サクラウチアツコ]
ブリティッシュ・コロンビア大学卒。百科事典、児童書、翻訳書の編集に携わった後、翻訳者に
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rkd

1
ストレスが人間に対してどのような影響を及ぼすかが生理学的に書かれている。 アロスタシスとアロスタティック負荷という馴染みのない言葉がストレス反応をとてもよく表しており、大変わかりやすかった。2020/10/18

海野藻屑

1
脳が著しくダメージを受けた場合脳率直になったりするそうです。2017/11/21

だーはら

0
自分はストレスに弱いのではと思い、ストレスと脳や副腎の働きなどについて知りたいと思い読んだが、これはと思う情報が非常に多くとても参考になった。 特に自尊心の低い人はストレスのある環境に慣れずらく、コルチゾールのレベルが慣れによってさがらないというのは、少し自分に当てはまっているのではないかと思った。自尊心が低いせいでストレスのある物事に慣れることことができず、ストレスに弱くなっているのではと思った。2016/11/29

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