内容説明
貧しい人々に無担保でわずかな金を融資し、それを元手として小さなビジネスを開始させ、経済的に自立させる―ユヌスが編み出したこの手法は「マイクロクレジット」と呼ばれ、今やアメリカやフランスをはじめ世界約60カ国で実践され、大きな成果をあげている。ユヌスは語る。「貧困は、私たちが生きている間に地上からなくすことができる」と。本書は、その活動に対して世界中から注目と賞賛を集めるノーベル平和賞の有力候補が、自らの半生と信念を語った初の自伝である。
目次
第1部 はじまり(1940年~1976年)―ジョブラ村から世界銀行へ
第2部 実験段階(1976年~1979年)
第3部 創造(1979年~1990年)
第4部 世界への広がり
第5部 哲学
第6部 新たなる展開(1990年~1997年)
第7部 新しい世界へ