春を待つ里山―原発事故にゆれるフクシマで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784591127049
  • NDC分類 K543
  • Cコード C8095

内容説明

原子力発電所について詳しく知ろうとすると、専門用語は難しすぎて頭が止まってしまう。テレビや新聞で被災地のみなさんのニュースを見ると、悲しくなって心が止まってしまう。僕は自分の身体で目で見たことをみんなに伝えたい。熱も色もにおいもない放射線によって、故郷を追われる人びとを描いたフォト・ノンフィクション。

著者等紹介

会田法行[アイダノリユキ]
1972年、横浜市に生まれる。アメリカのミズーリ大学ジャーナリズム学部卒業。朝日新聞社写真部を経て、03年よりフリーのカメラマンとして独立。現在は、「水」をテーマに国内外で長期的なドキュメンタリーに取り組んでいる。早稲田大学大学院、非常勤講師でもある

山口明夏[ヤマグチサヤカ]
福岡県に生まれる。早稲田大学国際教養学部卒業。メキシコ交換留学中に出会ったフォトストーリーに感銘を受け、ドキュメンタリーフォトグラファーを志す。現在、在日ビルマ人難民女性の写真を撮りつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lime@灯れ松明の火

8
普通に暮らしていた人たちが生活の全てを根こそぎ奪われる。それでも最善を尽くして生活されようとする姿に胸が詰まる。離れていると無関心になる、痛みに無神経になる。そんな自分を戒めようと思う。今も帰りたいのに帰れない方々を思って。電力会社と政治に携わる人間は全員これを読むべき。2013/02/09

かのん

3
写真とともに語られる原発で家からの避難をしなくならなければならない人々。短くまとめてあるわりには説明部分がいまいちわかりにくいものもありますが、一家ごとに焦点をあてて語られる話は身近に感じやすいものでした。もうすぐ一年が経とうとしてる今、改めて考えさせられる話です。2012/02/20

onion

2
福島の人、ひとりひとりに寄り添った写真集とドキュメントだからこそ、心にせまります。まるで自分の家族のように感じます。こんなに堅実で誠実な人々が苦しめられていることに呆然…故郷を失うとは、人生の根っこを崩されるようなものだ。2012/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4536459
  • ご注意事項

最近チェックした商品