小学館文庫<br> 撃墜王は生きている!

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小学館文庫
撃墜王は生きている!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094064292
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

『永遠の0』の百田尚樹氏激賞!

撃墜王――かつてこの国には、そう呼ばれた英雄たちがいた。敗戦後の日本で、彼らの活躍が語り継がれることなく忘れられていったが、戦後70年経ったいま、5人の元日本軍エースパイロットたちがついにその重い口を開く。
「現在の私たちは戦争のない平和な国に育ちました。私も含めてほとんどの国民が戦争の記憶がありません。しかしこの平和は何百万もの兵士たちの犠牲の上にあるということを忘れてはならないと思います。井上氏が書かれたこの本はあらためてそのことを私たちに気付かせてくれます」(作家・百田尚樹氏、文庫版解説より)。

内容説明

撃墜王。かつてこの国には、そう呼ばれた英雄たちがいた。敗戦後の日本で、彼らの活躍は語り継がれることなく忘れられていったが、戦後70年が過ぎたいま、5人の元日本軍エースパイロットたちがついにその重い口を開く。B29に二度体当たりして生還した「イケメンスター」、一撃離脱で敵機を撃ち墜とした「空の狩人」、戦後の自衛隊のトップに立った「帝都防空の達人」、二人のスーパーエースの列機を務めた「紫電改の職人」、ラバウルで43機を撃墜した「空戦の人間国宝」…感動と興奮の戦場秘話が明らかになる。そして文庫版で新たに加筆された、感涙のラストへ!

目次

序章 日本にも戦争英雄がいた
第1章 B29に二度体当たりして生還した「イケメンスター」―板垣政雄軍曹
第2章 一撃離脱で敵機を撃ち墜とした「空の狩人」―生野文介大尉
第3章 戦後の自衛隊のトップに立った「帝都防空の達人」―竹田五郎大尉
第4章 二人のスーパーエースの列機を務めた「紫電改の職人」―笠井智一上等飛行兵曹
第5章 武士道で戦い抜いた「空戦の人間国宝」―本田稔少尉
終章 航空自衛隊を作ったのは日本軍のパイロットだった

著者等紹介

井上和彦[イノウエカズヒコ]
ジャーナリスト。1963年滋賀県生まれ。法政大学社会学部卒。専門は軍事・安全保障・外交問題・近現代史。バラエティー番組やニュース番組のコメンテーターを務める。“軍事漫談家”の異名を持つ。産経新聞「正論」執筆メンバー。フジサンケイグループ第27回「正論新風賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

130
大東亜戦争における日本の撃墜王の肉声から、あるべき国家の姿、国防、歴史教育を問う。零戦や紫電改、飛燕、五式戦のパイロットとして米軍と戦った人々。国家の為に、国民の為に戦った彼等に感謝の気持ちを持たねばならない。しかし、彼等は敢えて自分から戦争体験を語ることは少なかった。なぜか。大東亜戦争の敗戦により米国から強制された自虐史観。旧日本軍は悪だったとする押し付けの教育と左向きの世論に彼等は沈黙する。鬼籍が迫り彼等は経験を話し始める。私達は彼等の経験を知る。右でも左でもない、自分の歴史認識を持つ事が必要と思う。2018/01/27

かおりんご

30
歴史。かの有名な「坂井三郎」氏は紹介されていなかったが、エース・パイロットに特化して書かれた本。すでに鬼籍に入られている方の肉声を、このような形で残してもらえたのがありがたい。戦い方が武士のようで、日本の美学を感じる。戦争そのものを、美化するつもりはないが、こういう日本人がいたことを知るのは大切だと思う。2021/11/24

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

10
平成29年 8月 9日 2刷。。。この手の本は残るであろうと、初版の時にはスルーしていたのが残念。ひと月で重版出来していた。。。まあ、ちょっと寄りすぎのように思うが、いい本だと思う。紫電改が局地戦闘機ゆえ、沖縄までいけなかった。というところで、ああそうかと思う。もう空母も無いし、最終防衛ラインに沖縄を入れることができなかったのかと感ず。。。米国の情報操作など納得のできる項目も沢山あった。2017/09/02

OMO

3
面白さ:○   興味:◎   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×2024/08/31

うょ

1
菅野大尉に関するエピソード目当てで手に取った。 笠井上等飛行兵曹のお話に少し登場する。 生き残った本人へのインタビューということもあり、戦後のご活躍も一緒に書かれていたのが良かった。 以下本文から引用 「自分の意思に反して徴兵されて戦地に送られ、生き残った人々が語る戦場の悲惨さは、むろん真実であろう。しかし、それは“戦場の真実の一側面”であって、何のために日本は戦争をしたのか、そこまでしてなぜ戦わなければならなかったのか、そして、いかに勇敢に戦ったのかという“戦争の真実”はまた別に存在するのである」2022/08/10

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