ストロベリー・ロード〈下〉

ストロベリー・ロード〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784152033512
  • NDC分類 916

内容説明

灼熱の太陽のもと、過酷な労働の中で少年は何を見たか。著者のアメリカ論の基盤を形成した痛烈な体験をここに明かす。

目次

8 なつかしい女性からの年賀状
9 ヘンリー・ミラーと文学談議
10 農地の人びとの知恵
11 我が名は「イシ」
12 花のサンフランシスコ
13 “家”と“家族”の物語
14 緑はげしき国のそと
15 来る人、去る人、見送る人
16 ポイント・オブ・ノーリターン
17 境界を越えるということ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬将軍

7
著者の体験記として、とても興味深かった。アメリカは昔からずーっと混沌とし続けている。ボーダーレスを求めた結果ボーダーフルになってしまった。不思議な階級的差別の存在。その一方で実際にカリフォルニアに暮らしてみて、土地の豊かさは物品や購買力を除外視したとしてもダントツにあると感じる。そしてそれが自由な空気となって開放的な精神にもつながっているように私は思う。それにしても性にまつわるエピソードは年頃の娘を持つ私には苦笑いしてしまう内容が多すぎた。それがなければ広くおすすめしたいアメリカ物語だ。 2025/04/02

すがし

0
兄の結婚を見届けるため少年は広大なアメリカを渡る。アメリカ人は全てアメリカ人になろうとする何者かだ… 第二部ストロベリーボーイにも期待2007/10/05

tomoenk6

0
石川好のアメリカでの生活を描いたノンフィクション。兄がカリフォルニアでいちご農家で働いているところに頼って行った弟の好。周りの日系人やメキシコ人の生活やアメリカとの向き合い方、新たに出会った日本人女性との付き合い。兄の白人女性との結婚。移民にとってアメリカとはどうゆうものかの考察も混ぜて物語は進んでいく。 時代は60-70年代でちょっと昔だが、アメリカに住む日本人の感覚は変わらないように思う。ちなみに私は90年代、2000代に滞在していたがすごく共感が持てた。2024/01/27

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