内容説明
解剖に使用できるのは死んだ奴隷か死刑囚のみ―それでは医大での研修がままならず、医師は禁断の手段にでる。奴隷に墓から死体を盗掘させ、それを解剖用に使うのだ。当初、奴隷ニーモは死体を掘り出すだけの役目だった。が、刃物の扱いに長けたニーモは、やがて解剖学の教鞭を執るまでになる。死体を解剖しているだけならよかったが…1857年のアメリカ。医学が妖しい影に覆われた時代の、裏歴史をめぐるサスペンス。
著者等紹介
グイン,マシュー[グイン,マシュー] [Guinn,Matthew]
ミシシッピ州ジャクスン在住。2013年に発表した『解剖迷宮』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞にノミネートされた
友廣純[トモヒロジュン]
1974年生、旧東京都立大学史学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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