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内容説明
富士山は日本一高い山であると同時に日本を象徴する山であり、その秀麗な山容は宗教的にも尊崇され、日本人の暮らしや意識のなかにこれほど溶け込んだ山もあるまい。周知のように、富士山は古代から詩歌に詠われ、歌枕のひとつであり、名所絵の画題としても描かれ、近・現代においても数多く描かれている。本書によって、古代から現代まで、描きつづけられた富岳図を集大成することは、日本の宗教や文化の歴史をたどることでもある。さらに富岳図は日本絵画史の大きな鉱脈を形成していることは周知のことであろう。また富岳図は日本人の美意識の根源にふれることができて、意義深いものがある。
目次
富岳百撰(文学にみる富士―奈良時代から室町時代、及びそれ以降;富士山の絵画 ほか)
画と文「富士を描く」(富士からみた日の出、日の入;富士を望むポイント ほか)
近・現代の富士632(明治時代以後)(作品第壱;富士絵をテーマとした主な展覧会記録 ほか)
富士図を収蔵する美術館(近現代、文学のなかの富士;富士山の歴史 ほか)