ハヤカワ・ミステリ文庫
図書館の死体

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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151745546
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

田舎町で図書館の館長を務めるジョーダン・ポティートは、身の不運を嘆いた。前の日に口論した中年女性が、あろうことか彼の図書館で他殺体で発見されたのだ。その被害者はジョーダンや彼の母親らの名前と、聖書からの引用を記した奇妙極まるメモを隠し持っていた。殺人の容疑者となったジョーダンは、身の証しを立てるために犯人捜しを始めるが―アガサ賞、マカヴィティ賞の最優秀新人賞を受賞した人気シリーズ第1弾。

著者等紹介

アボット,ジェフ[アボット,ジェフ][Abbott,Jeff]
テキサス州ダラス生まれ。1994年に図書館の館長ジョーダン・ポティートを主人公にしたシリーズ第1作である『図書館の死体』を発表し、アガサ賞とマカヴィティ賞の両最優秀新人賞を受賞した。2001年には、『さよならの接吻』で、お気楽な判事モーズリーを主人公にした新シリーズを開始し、『海賊岬の死体』(2002)、『逃げる悪女』(2003)と発表し、そのいずれもが高く評価され、人気作家としての地位を不動のものにした

佐藤耕士[サトウコウジ]
1958年生、上智大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちどり

25
“再読”都会で働いていたジョーディは田舎の母がアルツハイマーになったため、故郷に戻り図書館長として介護をしながら姉と甥と共に生活をしていた。そんなある日、狂信者な女性と図書館内で一悶着をした次の日、その女性が図書館内で他殺体として発見され、所持品の中には、名前と聖書の引用箇所が書かれたメモ用紙が発見されそのリストの中身には自分自身や母の名前やそして知人の名前、8人のリスト用紙であった…急な幕引きでビックリしましたが、悪くはなかったです。ですがシリーズ最終巻は不評らしい噂なので、今作で満足することにしました2016/08/17

ユズル

18
タイトルに図書館とか読書とかあると手に取ってしまう。ただ、これ読みにくかった。3/4ぐらいがダラダラと進む物語。犯人扱いされた主人公が怪しい人物達を訪ね歩く様に、そして言いぐさに軽くイラっとしながらも、最後、猛スピードで物事が展開していく様!『こじつけ!?』とも思えるけど、まあ終わりかたが良かったからいいか~2016/04/05

16
タイトル通り図書館で死体が発見され、主人公の館長が自ら容疑を晴らそうと素人探偵を始める。そんなんで大丈夫かと思う、かなり軽率な行動が多いが、文体と相まって翻訳物にしては読みやすく重厚感はない。暴かれる人間関係の作りは見事。シリーズ1作目らしいけどこれで終わった方が綺麗かも。2014/01/04

giraffer SACHIヽ(*^^*)ノ少しずつですが毎日読んでます!

7
イベントの《アガサ賞》絡みで再読。 “図書館” とつくにも関わらず、なぜこれまで再読してなかったのか、読み始めて思い出した。 のっけからの主人公の口ぶりが嫌になってたんだった。 イギリス流とも違うようなイヤミな考えやその言い方・・原書で読むと印象は微妙に違うのかどうかはわかりませんが。 ただ、犯人扱いされてしまう主人公を 応援しなくては⁉︎と思い読み終えました⁉︎ 2巻3巻も嫌みなんだろうか?2015/05/13

5
小学生ぶりに外国人作家の本に手を伸ばしたと思う。児童書以外って、初めてかも。古本市でたまたま手に取った。良い出会いだった!/私はミステリが好きな割には暴力描写が苦手で、読める本が少ない。そんな私でも読める、軽快な口調と、暴力的じゃない描写。プロットも秀逸ながら、人物描写や文化の描写も魅力的で、舞台となるこの街と、そこに住むアメリカ人たちの様子がありありと浮かんだ。/役者あとがきもよかった。こういった本は"ソフトボイルド"っていうらしい。好きなカンジのジャンルを知れた。/海外文学への一歩を踏み出せて嬉しい。2024/10/27

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