高校英語授業を知的にしたい―内容理解・表面的会話中心の授業を超えて

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高校英語授業を知的にしたい―内容理解・表面的会話中心の授業を超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327410940
  • NDC分類 375.893
  • Cコード C3082

出版社内容情報

★ふだんの授業を、議論を知的に楽しむ場にしよう!
世界で通用する英語力を育てるには、授業を英文理解でとどめるのでなく意見交換へとつなげることが必要である。授業を英語で行うことだけを強調し、思考力・判断力・表現力を育てることを軽視すれば、テキスト内容のcomprehension check-upで埋め尽くされた機械的な授業に堕してしまう恐れがある。本書では、ディベートやディスカッションという特殊な形式にこだわらず、ふだんの英語授業のなかで、読んだ英文内容について生徒と生徒、生徒と教師が議論を知的に楽しみ、知的・論理的英語力を育てる具体的な方法と教材を紹介する。

第I部 総論:知性を育てる英語授業の原則
第1章 英文の内容理解だけに終始する授業をどう脱却するか――知性を伸ばす英語授業の8つの原則 (三浦 孝)

第II部 知性を伸ばす英語授業の実践編
第2章 グラフィック・オーガナイザーを用いた内容理解活動の実践 (三浦 孝)
第3章 テキストを深く読むクリティカル・リーディングの授業 (伊佐地恒久)
第4章 英語が苦手な学生が2分間スピーチを楽しむようになるまで――自作カルタで伝え合う力と関係性を育てる (永倉由里)
第5章 生徒が身を乗り出してくるタスクで旧来型教科書の限界を超える――心を動かす授業をめざして (柳田 綾)
第6章 思考力育成へ向けた授業実践――エマ・ワトソンのHeForSheスピーチを題材として (山本孝次)
第7章 スティーブ・ジョブズと頂上タスクで批判的思考力を伸ばす (峯島道夫・今井理恵)
第8章 小グループが英語で打ち合わせ、英語でプレゼンテーションできる指導――ネイティブ・スピーカーのグループ活動から学ぶ (加藤和美)

第III部 試作教材『Trinity English Series Book 1』を使った授業実践
第9章 『Trinity English Series Book 1』を使った高専での実践 (種村綾子)
第10章 英語を通してより豊かに生きることにつながる授業 (鈴木章能)

第IV部 大学入試とこれからの英語授業
第11章 これからの大学入試が求める英語力――問題発見・判断・意思決定・解決の力 (亘理陽一)
第12章 現代の大学入試問題はどのような英語力を試そうとしているか――全国33校91種類の入試分析から言えること (関 静乃・亘理陽一)

三浦 孝[ミウラ タカシ]
大卒後23年間県立高校英語教師。在職中バーミンガム大学大学院に学びM.A.取得。名古屋明徳短大、静岡大学に奉職後、2013年同大学定年退職、名誉教授。現在バーミンガム大学院dissertation supervisor、愛知大学非常勤講師。主要著書は『だから英語は教育なんだ』(共著)、『ヒューマンな英語授業がしたい!』(共著)、『英語授業への人間形成的アプローチ』(いずれも研究社)。

亘理 陽一[ワタリ ヨウイチ]
静岡大学教育学部准教授。博士(教育学)。専門は英語教育学・教育方法学。主たる研究領域は、文法指導を中心とする、授業づくり・教材構成・カリキュラム編成論。実践的関心としては、英語教員養成・研修課程の組織・開発。中部地区英語教育学会静岡地区運営委員。著書に『英語教師は楽しい』(共著、ひつじ書房)、『学習英文法を見直したい』(共著、研究社)など。

山本 孝次[ヤマモト コウジ]
愛知県立大学卒業以来、現在まで30年間愛知県立高校の英語教員。1995年、南山大学大学院にてM.A.取得。2015年米国務省主催E-TeacherスカラシッププログラムCritical Thinking in Language Learning and Teaching 修了。2008年JICA主催教師海外研修(フィリピン)に参加、以来開発教育・国際理解教育にも関心を持ち、教員や青年海外協力隊経験者の仲間と活動中。

柳田 綾[ヤナギダ アヤ]
南山大学外国語学部英米学科卒業。米国School for International Training, Master of Arts in TESOL コースにてM.A.取得。現在、愛知県立高等学校教諭。『フォーカス・オン・フォームでできる!新しい英文法指導アイデアワーク 高校』、『ワーク&評価表ですぐに使える!英語授業を変えるパフォーマンス・テスト 高校』(以上佐藤一嘉編著、明治図書)の執筆者の一人。

内容説明

ふだんの授業を、意見交換の場にしよう!これから求められる世界に通用する英語力とは、読んだ英文をうのみにすることなく、それをもとにした議論に参加する力ではないか。本書は、ディベートやディスカッションといった形式のみに限定することなく、もっと広範囲にふだんの英語授業の中で、読んだ内容について質問や意見、感想を交わし合う、知的で論理的な英語力養成の指導法と教材を紹介する。高校だけでなく、大学・社会人クラスのグレードアップにも必携の書。

目次

第1部 総論:知性を育てる英語授業の原則(英文の内容理解だけに終始する英語授業をどう脱却するか―知性を育てる英語授業の8つの原則)
第2部 知性を育てる英語授業の実践編(グラフィック・オーガナイザーを用いた内容理解活動の実践;テキストを深く読むクリティカル・リーディングの授業;英語が苦手な学生が2分間スピーチを楽しむようになるまで―自作カルタで伝え合う力と関係性を育てる;生徒が身を乗り出してくるタスクで旧来型教科書の限界を超える―心を動かす授業をめざして;小グループが英語で打ち合わせ、英語でプレゼンテーションできる指導―ネイティブ・スピーカーのグループ活動から学ぶ)
第3部 試作教材『Trinity English Series Book 1』を使った授業実践(『Trinity English Series Book 1』を使った高専での実践;英語を通してより豊かに生きることにつながる授業)
第4部 大学入試とこれからの英語授業(これからの大学入試が求める英語力―問題発見・判断・意思決定・解決の力;現代の大学入試問題はどのような英語力を試そうとしているか―全国33校91種類の入試分析から言えること)

著者等紹介

三浦孝[ミウラタカシ]
大卒後23年間県立高校英語教師。在職中バーミンガム大学大学院に学びM.A.取得。名古屋明徳短大、静岡大学に奉職後、2013年同大学定年退職、名誉教授。現在バーミンガム大学院dissertation supervisor、愛知大学非常勤講師

亘理陽一[ワタリヨウイチ]
静岡大学教育学部准教授。博士(教育学)。専門は英語教育学・教育方法学。主たる研究領域は、文法指導を中心とする、授業づくり・教材構成・カリキュラム編成論。実践的関心としては、英語教員養成・研修課程の組織・開発。中部地区英語教育学会静岡地区運営委員

山本孝次[ヤマモトコウジ]
愛知県立大学卒業以来、現在まで30年間愛知県立高校の英語教員。1995年、南山大学大学院にてM.A.取得。2015年米国務省主催E‐TeacherスカラシッププログラムCritical Thinking in Language Learning and Teaching修了。2008年JICA主催教師海外研修(フィリピン)に参加、以来開発教育・国際理解教育にも関心を持ち、教員や青年海外協力隊経験者の仲間と活動中

柳田綾[ヤナギダアヤ]
南山大学外国語学部英米学科卒業。米国School for International Training,Master of Arts in TESOLコースにてM.A.取得。現在、愛知県立高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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