内容説明
高校生のクリスとエミーは誰もが認める理想的なカップルだった。隣同士の家に住み、赤ん坊のころから仲良しで、お互いのためにあつらえたような幸せな二人だと思われていた―その事件が起きるまでは。通報によって駆けつけた救急隊員が発見したのは、頭を撃たれ死亡したエミリーと、負傷したクリスだった。当初は強盗かと思われたが、クリスは心中を図ったのだと説明する。しかし、警察は疑いを深める。心中は偽装で、クリスはエミリーを殺害したのではないだろうか?ベストセラー『私の中のあなた』の著者が、若い恋人たちの切ない心情を描いた衝撃作。
著者等紹介
ピコー,ジョディ[ピコー,ジョディ][Picoult,Jodi]
1966年ニューヨーク州生まれ。プリンストン大学の創作講座を修了したのち、出版社勤務などを経て、ハーヴァード大学大学院で教育学の修士号を取得。1992年に作家デビュー。社会的な問題と、人間の生き方や家族の絆というテーマをからめて繊細に描くことに定評がある。夫と三人の子どもとともにニューハンプシャー州在住
武藤崇恵[ムトウタカエ]
成蹊大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まゆこ
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★☆☆☆☆2010/09/10
livres
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エミリーは、生きていたくなかったのかな?クリスは、エミリーの、あの日のことを知ることはあるのかな?救われる結果があるとは思えないお話だけど、とりあえず下巻を読んでみよう。2010/07/11
sika_meter
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感想は下巻に。とりあえず、邦題がなんかメロドラマちっくな感じになっているのが少し気になります。原題はThe Pactで、ロングマン英英辞典によると ”Pact:a formal agreement between two groups, countries, or people, especially to help each other or to stop fighting”。2019/10/26
シュクル
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覚悟して読んだがやはり心にかなり刺さる本でした。ジョディさんの本は一文一文が心にグッときて苦しく感じる事すらありそれでいて人間の本質を写しているようで感情移入が他の本より強いです。ジョディさんの本は現在と過去が交互に語られる手法でこれがまた心を揺さぶられるんですね。主人公達の葛藤ももちろんなんですけどそれを取り巻く家族達の葛藤もリアルに感じられ家族とは何かを考えさせられます。まだ上巻でこのダメージ…下巻まで心が持つかなって感じです。2018/03/25
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