出版社内容情報
孤島に集められた十人の男女が童謡の歌詞どおり一人ずつ殺されていく!? 不朽の名作を改訳し、新たなカバーと解説をつけた新版
【目次】
内容説明
職業も年齢も異なる10人の男女が、兵隊島の屋敷に招かれた。だが謎の招待主U・N・オーエンの姿は島にない。やがて夕食の席で十人それぞれの過去の犯罪を告発する不気味な声が響く…脱出不能な島で続きが始まった。童謡の歌詞になぞらえて一人また一人と殺されてゆく!名作ミステリの改訳新版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅう
150
超有名作を初めて手に取った。序盤は人物紹介にページが割かれ多少間延びしたが、1件目の殺人が起こってからはもう怒涛の展開。読む手が止まらなかった。犯人が誰なのか、トリックが何なのかにフォーカスした読書になった。ラストは裏切らない展開にホッとした。そして、さすがの新訳。読みやすさは半端なかった。2026/08/12
読特
63
兵隊さんが1人、また1人と。人形の置物が1つ、また1つと。…ドラで集まり、たっぷり美味しい食事に満足した後、前ぶれもなく流れてくる声。告発される罪状。突き付けられる後ろめたい過去。心に傷を持つ10人が島に孤立する。そして、最後はタイトル通りとなる。ボトルに流されたメッセージ。果たしてそれが真相なのかの余韻も残す。…ミステリーの金字塔として、あまりにも有名なこの作品。改訳新版での初読。ページを捲る手が止まらない。中身を知らずに過ごしてたこれまで。知ってしまったこれから。何かが変わる。想像する楽しみが増える。2026/04/20
くさてる
27
何十年ぶりかの再読で、犯人を全く覚えていませんでした。改訳のせいか、なんだか言葉遣いなどがずいぶん軽く感じられて違和感もありつつ、やっぱり大胆なお話だなと楽しめました。ミステリというよりエンタテイメント、この展開と人物配置だけでも不朽の名作だと思います。2026/05/13
まーみーよー
27
学生時代ぶりの再読なので初読は清水俊二訳を読んだのだろうと思う。すっかり内容を忘れてるので、この改訳新版を読むのが楽しみだった。とても読みやすかった。初読当時衝撃の面白さだったことは覚えていたが、やはり面白い。過去の犯罪を告発し、脱出不可能な島で私刑を行うというアイデアを当時よく思いついたと思う。1939年刊行から100年近くたっても色褪せない。ミステリの原点だなあ。2026/05/11
石橋陽子
18
2026年はアガサ・クリスティの没後五十周年という節目の年。装丁は絵本作家のjunaida氏ということで新装版を購入。人生でクリスティ作品は2冊目。そう、私はこのようなミステリーを待ち望んでいたのだ。人が死んでいくのに下品さが一切無く、死体描写もほぼ無く何せきれい。起承転結が物凄くきれい。次々と死んでいき、タイトル通り誰もいなくなるのだけど、テンポ良く進み、読者には謎明かされるが、当事者には謎は隠されたまま。ミステリーの元祖であり、類似作品は数々出版されているが、これを超すことは不可能だと言い切れる。2026/04/21




