写真集 美しい刑務所―明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所

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写真集 美しい刑務所―明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所

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  • サイズ B5判/ページ数 131p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784908443015
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

奈良少年刑務所、重要文化財に内定!!

急きょ決まった今年度での廃止、

連日報道されている、法務省からの「監獄ホテル化」計画、

そして、10月21日、重要文化財に内定しました。

ここにきていろんなことが、降ってわいたように起こってきています。



明治初期、欧米との不平等条約を改正するために与えられた宿題の一つが、人権意識のかけらもない刑務所をまっとうなものにすることでした、そこで白羽の矢が当たったのがジャズミュージシャン山下洋輔さんのおじいさん、山下啓次郎さん。

当時建設官僚だった啓次郎さんが、世界各国を見て回り造ったのが、奈良・鹿児島・長崎・金沢・千葉に建てられた「明治の五大監獄」、その中で、原形のまま残り、現役で使われているのが奈良少年刑務所なのです。



本書で一足先に、刑務所のなかをご覧ください。国家の威信をかけて造った、当時の人たちの思いが、美しさとなって表現されています。

26人の人たちに、教育、地域との連携、保存運動、受刑者として体験したこと、建築と、多様な視点から寄稿いただきました、この話も、じつは「美しい」刑務所のお話なのです。

●プロローグ



●おじいさんが造った刑務所 祖父・山下啓次郎と奈良監獄/山下洋輔

●丘の上の刑務所 明治日本の司法近代化の記念碑/寮美千子

●日本近代史と奈良少年刑務所の歩み

●奈良少年刑務所 見取図及び概要



【写真編】

・刑務所建築の美

・周辺地図



【寄稿編】

・わたしたちの刑務所

・あたたかな刑務所 歴史に育まれた更生教育

 寮美千子/田中睦/大川哲次/露の新治/脇屋眞一/上司永照

・みんなの刑務所 地元の揺るぎない絆

 横田利孝/小井修一/前田久美子/新井忍/谷規佐子

・なつかしい刑務所 煉瓦作りからスポーツ交流まで

 鈴木啓之/高井啓介/山中千恵子/濱田恒一/四本雅勇

・たいせつな刑務所 近代建築の保存と活用

 前畑洋平/神吉紀世子/馬場英男/日本赤煉瓦建築番付

・わたしがいた刑務所 塀の中からの風景

 太田憲一郎/前田剛/シンタロー/高田鑛造

・夢みる刑務所 未来への提言

 北夙川不可止/川井徳子

・美しい刑務所  明治の名煉瓦建築

 藤森照信/石田潤一郎



●あとがき



●写真クレジット・著者略歴

上條 道夫[カミジョウ ミチオ]

寮 美千子[リョウ ミチコ]

内容説明

刑務所がホテルに?!築108年、保存決定!明治日本が作った刑務所はこんなにも美しくやさしかった。

目次

おじいさんが造った刑務所―祖父・山下啓次郎と奈良監獄
丘の上の刑務所―明治日本の司法近代化の記念碑
日本近代史と奈良少年刑務所の歩み
奈良少年刑務所―見取図及び概要
写真編(刑務所建築の美;周辺地図)
寄稿編 わたしたちの刑務所(あたたかな刑務所―歴史に育まれた更生教育;みんなの刑務所―地元との揺るぎない絆;なつかしい刑務所―煉瓦作りからスポーツ交流まで;たいせつな刑務所―近代建築の保存と活用;わたしがいた刑務所―塀の中からの風景;夢みる刑務所―未来への提言;美しい刑務所―明治の名煉瓦建築)

著者等紹介

上條道夫[カミジョウミチオ]
昭和23年(1948)奈良県斑鳩町生まれ。高校時代より、放課後、大阪の写真スタジオに勤務。20代半ばで上京、麻布スタジオで修業を積む。森山大道に師事、写真誌に芸術写真を多数発表。30代でフリーランスになり、平成20年に写真スタジオKPSを設立。商業写真家として活躍する。平成22年2月、奈良少年刑務所の撮影を行なう。平成27年9月、病気により逝去

寮美千子[リョウミチコ]
昭和30年(1955)東京生まれ。昭和61年、毎日童話新人賞受賞。平成17年の泉鏡花文学賞受賞をきっかけに、翌年奈良に移住。平成19年から9年間、松永洋介とともに奈良少年刑務所の社会性涵養プログラムの講師を18期務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

51
不平等条約を解消させるために国の威信をかけて作らせた刑務所。仕事で訪れる事も多々あったが、こうして写真集になるとは感慨深い。今日の見学会の記念に購入。2017/07/16

瑪瑙(サードニックス)

44
以前に『空が青いから白をえらんだのです』という奈良少年刑務所の少年達が書いた詩集を読んだ事があります。とても純粋で心を打たれる詩が並んでいました。その奈良少年刑務所が廃庁されるとの事。あまりにも美しいその姿の為保存される事が決まったそうだが、ここでそうやって心を込めて少年達と培ってきた繋がりや教育のノウハウは失われる事はないのだろうか?建物が残るのは嬉しいがそちらの方がとても気になった。犯罪を起こしてしまう少年達を作り出す社会の方に問題があるのに、それを解決できない事がもどかしい。2017/02/17

宇宙猫

31
★★★ 奈良少年刑務所の写真集。見る分には綺麗だけど、ここで生活するのはどうなんだろう。使ってないと維持するのも大変だろうけど、長く残してほしいと思う。2016/12/14

鱒子

27
図書館本。今年の3月に109年の幕を閉じることになる、奈良少年刑務所の写真集。東大寺にほど近いこの施設は、ホテルもしくは博物館として、民間委託での保存が決まっているそうです。そういう意味で安心して、本を楽しめました。全体の1/3ページでは、「奈良少年刑務所を思う会」の山下洋輔会長や、保存に尽力された方達の声と共に、実際にこの施設に収容されていた方達の思い出が掲載されていて、読み応えもバッチリでした。2017/01/16

遠い日

14
今年(2017年)3月に刑務所としての109年の歴史を閉じる奈良少年刑務所。美しい煉瓦造りの建築物だが、そこで過ごした少年たちのことを思えば、単純に美しいとばかりは言えない感情が蠢く。この本の文章を担当された寮美千子さんはずっと奈良少年刑務所の社会性涵養プログラムの講師を務めてこられた。その寮さんの『空が青いから白を選んだのです 奈良少年刑務所詩集』を読んで以来、心に留め置いた少年たちの俤。煉瓦建築にこめられた近代化の希望や目的、それを胸に刻みたい。2017/01/08

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