内容説明
『ナイルに死す』の探偵役はポアロではなくミス・マープルだった?『そして誰もいなくなった』で孤島に集う人々は十人ではなかった?『ABC殺人事件』はアルファベットと関係なく構想された?『スリーピング・マーダー』は第二次大戦中に書かれてはいなかった?ノートに記された手書きのメモから、驚きの事実が次々に浮かび上がる。ミステリの女王の創作過程を解明する画期的研究書。
目次
7 象は忘れない―回想の中の殺人
8 死への旅―海外での殺人
9 仄暗い鏡の中に―知られざるクリスティー
10 教会で死んだ男―休暇の殺人
11 ポアロ登場―ヘラクレスの冒険
12 書斎の死体―引用の殺人
付録 白鳥の歌―最後の作品
犬のボール(大英帝国四等勲士アーサー・ヘイスティングズ大尉の手記より)
著者等紹介
クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ][Christie,Agatha]
1890年イギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている
カラン,ジョン[カラン,ジョン][Curran,John]
クリスティー作品の愛好家であり、“アガサ・クリスティー・ニューズレター”の編集を手がけてきた。クリスティーの居宅であるグリーンウェイ・ハウスの修復作業のコンサルタントをつとめ、クリスティーの孫のマシュー・プリチャードと共にアガサ・クリスティー・アーカイヴを設立した。アイルランドのダブリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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