ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 伯爵夫人のジルバ

ハヤカワ・ミステリ文庫
伯爵夫人のジルバ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150757021
  • NDC分類 933

内容説明

ラスベガス郊外、伯爵夫人の留守宅で執事が頭を殴られて殺され、邸内の金庫から100万ドル相当の宝石が盗まれた。執事は伯爵夫人を受取人とした高額の生命保険に入っていたため、保険会社のたっての依頼で、トレースはまたもしぶしぶと調査を開始する。ところが、訪れた邸には、悩ましい水着姿の伯爵夫人を始め、真っ裸のポルノ女優やら得体の知れないプレイボーイやら男爵やら、いずれも怪しげな人物ばかりが出入りしていた……狂った世界の元凶の一部たらとん決意した男、トレースがあばく事件の意外な真相とは?機知と警句のシリーズ第2弾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

J・P・フリーマン

8
四十にもなるのに、父親に助けられたり、母親に圧倒されたり、かなり年下の彼女にやり込まれたりとイマイチ頼りないトレース。それでもお決まりの軽口で、奇人・変人に切り込んでいくさまは面白い。2020/04/30

TSUNA

1
おなじみ酔いどれ探偵、われらがトレーシー。いやおなじみじゃないだろう。しかも探偵じゃなくて保険会社の調査員だ。そのトレーシーが今回も殺人事件と宝石盗難事件をいっぺんに解決しちゃう。っつか、トレーシーは解決しない。だめな男だから。酔いどれで誠実さのかけらもないいいかげんの極みな男だから。しかしその軽口はサイコー。軽快なギャグ満載。マシンガンのような軽口を楽しむ本ですこれは。再読。好きなシリーズ。2014/09/21

tomo6980

0
二つの事件につながりがなくってもいいじゃないか。後から後から宝石泥棒が出てきてもいいじゃないか。フランシス・フランシス夫婦みたいに使い切れなかった登場人物がいたっていいじゃないか。トレースの口八丁手八丁に乗せられてチャーっと読めるだけの軽ハードボイルドなんだからいいじゃないか2016/10/02

ぺぱごじら

0
シリーズ2作目。いちいちやることが人を喰っていて、現実に居たら腹が立つだろうなと思いながら笑う。ミステリー体裁をとっているけど、あまりこだわらずに読んだほうがいいと感じます。

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