内容説明
14世紀(フィリップ4世)から15世紀(ルイ11世)まで。神を恐れぬ法曹官僚、金を呑みつくす官僚国家…宮廷が祝祭にあけくれる一方で、底辺からは変革の叫びが上がる。マルセル、ジャクリー、ジャンヌ・ダルク…ミシュレは“民衆”の側から歴史の変化をダイナミックに捉える。
目次
フィリップ四世とボニファティウス八世
テンプル騎士団の裁判
百年戦争の開始―エティエンヌ・マルセルとジャクリー
シャルル六世―狂気の王
オルレアン公の暗殺
アザンクールの戦い
死の舞踏
ジャンヌ・ダルク―オルレアンの解放とランスの戴冠式
ジャンヌ・ダルク―裁判と死
ブルゴーニュ公国の栄華〔ほか〕
著者等紹介
ミシュレ,ジュール[ミシュレ,ジュール][Michelet,Jules]
1798‐1874。フランス革命の末期、パリの貧しい印刷業者の一人息子として生まれた。独学で教授資格(文学)を取得して教師となり、1827年にはエコール・ノルマルの教師(哲学と歴史)となる。ヴィーコ『新しい学』に触れて歴史家になることを決意し、その自由訳『歴史哲学の原理』を出版。歴史学の枠を越えた大作家
大野一道[オオノカズミチ]
1941年生。東京大学文学部大学院修士課程修了。現在、中央大学教授
立川孝一[タチカワコウイチ]
1948年生。プロヴァンス大学博士課程修了(文学博士)。現在、筑波大学教授
真野倫平[マノリンペイ]
1965年生。パリ第8大学博士課程修了(文学博士)。現在、南山大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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