内容説明
夫の不貞の決定的証拠を掴んでほしい。依頼人の女性マーリーンはスペンサーにこう懇願した。彼女の夫トレントンは世界的大企業の最高財務責任者だという。調べを進めるうちに明らかとなる、奇妙な男女関係。やがてトレントンが会社で死体となって発見され、さらに同社の警備部長まで不審な死を遂げてしまう。事件を追うスペンサーは、巨大企業の暗部に足を踏み入れることに…。スペンサーが専門外の事件に挑む異色作。
著者等紹介
菊池光［キクチミツ］
英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Kircheis
263
★★★☆☆ スペンサーシリーズ第31作目。 本作では様々な形の「背信」が描かれる。会社に対する背信、配偶者に対する背信… それら全て露わにされる終盤のシーンにはなるほどと思わされた。 事件の真相に気付いたきっかけはスーザンの一言。ここのところ役に立つ場面がほとんどなかった彼女が久々に活躍した気がする。 安定した面白さだったと思うが、帳簿操作のカラクリを説明するところは回りくどくて分かりにくかった。2022/11/19
ミカママ
97
【原書にて読了】９０年代に夢中で読んだシリーズ。このシリーズの魅力はスペンサー始めとする登場人物。スペンサーやホークのルックス、マッチョさ、体力、知性、そして女性への姿勢や家事能力まで。どれをとっても、女性の理想の頂点ではないですか。今回の事件では、国を代表する優良企業のトップたちの配偶者スワッピングが核心か、と思われたのですが・・・。まぁ捕物自体や犯人捜しはメインで読んでるわけじゃないんでね。何度読んでも、彼らのセリフがかっこよくて、思わずメモ取って自分でも使いたい表現が山盛りでした。楽しかった～。2015/10/05
ツバメマン★こち亀読破中
27
スペンサーシリーズ第31弾！スペンサーが珍しく浮気調査？もちろんそれで終わることはなく、関係者が立て続けに死体となって発見される。巨大企業を舞台に怪しい人物が次々に登場するのだが、決定的な筋書きが描けない…果たしてスペンサーは複雑に絡んだ糸を解きほぐせるのか？最後はまさに男と女の修羅場～！スペンサーシリーズではないみたい！異色作でした！2017/04/05
Iwata Kentaro
6
このシリーズは生きている間に全部読まねば。2021/09/07
GAKU
5
私の大好きな作家、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズ。 何度目かの再読です。 ハードボイルド好きの方で、未読な方は是非読んでいただきたいです。2015/06/02
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- 和書
- 異人たちの館 文春文庫
